22日にK-1が初めて総合格闘技に本格進出した大会「K-1 ROMANEX」が開催された。結果はほとんどの人が知っている通り、準メインでは新日本プロレスの中邑がイグナショフに大晦日の借りを返して雪辱、メインではサップが藤田に意外なほどあっさりやられるという結果に終わった。
試合を一通り見た感想。「K-1戦士にやはり総合格闘技はきつい」と。もともとが立ち技専門だから、新日本プロレス等のプロレス出身者のタックルを交わすことが出来ない。さらに倒れてからの防御力がないから、簡単に殴られてしまう。K-1は立ち技オンリーだったのに総合格闘技ルールになってからはほとんど寝技の場面しか見えなかった。。非常に残念なこと。PRIDEに主戦場を移したミルコがPRIDEという総合格闘技ルール上でもキック最強を見せ付けるべく立ち技メインに勝負を挑んでいるのと対照的に、今回のROMANEXは総合=寝技という謝った認識を受け付けさせてしまったのでは、と少し心配する。特にサップ、、、弱いというと非常に失礼だが、レスリング出身の藤田に見事に倒されてスタミナが切れて勝負あった。藤田の完全な作戦勝ち。格闘技とプロレスは2足のわらじで出来るものではないと思うので、すんなり格闘技に専念して欲しいと個人的に思う。
一方の23日のPRIDE、ミルコは残念ながら判定ではあったが完勝とも言える内容で再起戦を勝利した。そして、今回の武士道のメインの中量級の3試合、日本vsチーム・グレイシーは1勝2敗でグレイシーの勝利似終わった。ただ、思ったのはPRIDEの中量級の日本人ヒーローの不在。そのあたりはK-1に太刀打ちできない。魔裟斗、須藤元気らのいるK-1中量級の層に比べ、ここがPRIDEは弱い。ミドル級(シウバ、桜庭)ではPRIDEが強いだけにこの中量級でヒーローを生み出すことがPRIDEの最重要課題だろう。試合内容は濃いだけに非常にもったいないと思う。
しかし、両興行とも15000人の観客にとどまった。グランプリや年末には人が入るが、それ以外は苦しい興行が続いている。真新しさのなくなったときに両団体がどのような行動を取るかは興味深い。K-1は総合に手を出してみた、ではPRIDEはどう動くか。そして猪木は。
プロレスとは違った面白みが格闘技にはある。年末はどうなるか分からないが、いちファンとして面白い試合になってくれることを祈る。