27日にラグビーの日本選手権が行われ、17-13でNECがトヨタ自動車を下し2年ぶり2度目の優勝を飾った。これによってラグビーもオール早慶明などを除くとシーズン収めとなる。結局のところ、大学ラグビーの試合しか見に行かなかったけど、たくさん見たシーズンだった。個人的には早稲田が大学日本一になったことはうれしい、しかし社会人を含めてラグビーの地盤沈下のようなシーズンな気もしたのはボクだけだろうか。
今期は
・大学選手権:早稲田
・トップリーグ・マイクロソフトカップ:東芝府中
・日本選手権:NEC
というのが主なタイトルになる。
ボクは去年までラグビーがトップリーグ化したことでレベルアップが図れている、ような気がしていた。しかし、今はその考えはない。大してレベルアップしていないのではないか、と思われる材料がいくつかある。
・ケガによる(と称する)辞退者が多いとはいえ、日本代表が結果を残せない現実
・圧倒的な差だと思われた学生1位の早稲田がトップリーグ強豪トヨタに後半30分までリードしていたという事実
・いわゆる大学出のルーキーで翌年のトップリーグでレギュラーを張る人が多い。
着実にレベルアップが図れているのであれば、代表は強くなれるはずだし、大学との差はもっと広がっていくはず。また層が厚ければ大学出のルーキーが即デビュー、と言うこともそんなにないと思われる。
早稲田が強いんだ、と言う話もあるが、逆に言えば早稲田以外の大学が伸びていないだけな気がしている。清宮監督と同等の指導を受けることが出来ればほかの大学ももっとレベルアップが図れるはず。慶応が林コーチの就任で創部100周年Vを飾ったことを考えると指導者の能力次第で一気に強豪にのし上がれる可能性は高い。同時に社会人の指導者も不足しているため、こちらのレベルアップも図れていないように思える。早稲田がトヨタに負けたのは力負けでは決してなく、試合後半に能力の高い「控え選手」を温存できた社会人の層の厚さに負けたという感触だ。そのトヨタがNECと接戦していたのを考えると、状況によっては早稲田が勝ち進むこともありえたはずだ。

学生のレベル、社会人のレベルは果たして上がっているのだろうか。
サッカーのJリーグが外国人指導者を招いて発展したように日本もそのような状態になっていいのではないか。NECのヤコをはじめ世界的選手も入ってきてはいるが、指導の部分で「一流」を招くと言う発想はどこのチームも出ていないのが残念である。日本と外国の一番の差異は体格もさることながら「接点の駆け引き」これに尽きる。世界と戦うためには接点の強化が絶対に必要である。是非、世界の指導法を取り入れて欲しい。
しかし、同時にラグビーの場合は協会の問題も取りざたされるという情けなさがある。不可解な欧州遠征の言い訳や、先日のNHKでの生中継問題も然り。トップリーグの観客数がまさかこのままでいいと思っているわけではあるまい。2011年にはW杯招致に向けて動いているが、現状のままでは開催できても全試合大敗が保障されるだろう。サッカーという身近な例があるだけにそれを参考にすれば良い。かつてはラグビー人気>>サッカー人気だったことを考えると人気復活も出来ないことではないと思う。
本気でラグビーが好きだからずっと応援していきたい。ホンモノの強化がされて2011年を楽しみに迎えたいと思う。トップリーグ強化、大学強化、すべきことはたくさんある。
最後に今期から南アフリカの強豪チームで戦う四宮洋平のブログ
http://blog.nikkansports.com/user/challenge/archives/shinomiya/index.html
野球・サッカー・NBA(田臥)だけじゃない、世界を目指すプレーヤーはどのスポーツにもいる。