週頭の通勤電車の悲劇と言うのか。もうニュースでガンガン流れているので知らない人のほうが多いぐらいかもしれない。通勤ラッシュ中のJR福知山線で列車がカーブ中に脱線し横転、線路脇のマンションに突っ込むなどして多数の死者が出ている。
列車での大事故といえば、「信楽高原鉄道の正面衝突での事故」や「地下鉄日比谷線の脱線事故」が有名かもしれないが、今回はそれを凌ぐ。既に死者は70名以上報告されているし、まだ増える可能性がある。
日本の交通事情から言うと、もっと事故がおきてもおかしくない、という人も多いのは事実だ。列車の脇に多数の家が建てられ万が一の横転した際に容易に被害が及ぶことは誰が考えても分かるし、朝のラッシュ時にうっかり線路に足を踏み外そうものなら容易に電車に接触していまうだろう。安全であるのは当たり前ではあるが、この事故をきっかけに鉄道の安全問題というのにも一考する必要があるのかもしれない。
余談だが、実はこのJR福知山線に去年の秋に乗ったことがある。また、友達で通学や通勤で使用している人もいるため、他人事のように考えられない。
今の段階の情報として「運転手が遅れを取り戻すためにスピードを出していた」「線路に粉砕痕があった(置き石の可能性)」などの情報が出ている。何度か訓告を受けるなど”頼りない”運転手の責任を問う声も出てきてはいるが、その運転手が救出されていない今、曖昧な情報を頼りに事実と認識するのは大きな危険性をはらむ。今は要救助者の救出に全力を注ぐことが重要だろう。
大きな事故には必ずヒューマンエラーがある、というのはよく言われる話。今回はヒューマンエラーなのかどうか。そしてヒューマンエラーであればそれをどう少なくしていくのか。
交通という社会の大動脈を支える会社としてJR西日本の説明責任は大きい。救助者の保護、事故の原因究明など問題は山積するが、いち国民として行方を見守っていきたいと思う。