多くの日本人にとって悲しいニュースが21日あった。
かねてから予想されていたとおり、ホンダはB・バトンの残留を発表した。この結果、8月中に加入を発表していたバリチェロとともにバトンが来期BARホンダのコンビを組むことになり、結果として佐藤琢磨のシートはなくなってしまうことになる。琢磨としては2シーズン前同様に第3ドライバーとしてBARホンダにとどまるか、他チームへの移籍の2つの道しかない。
無理もない。バトンが今期表彰台2回、7回の入賞を果たしているのに対し、琢磨はわずか表彰台1回という成績。マシントラブル・急な発熱などで万全の状態ではない不運もあるとはいえ、この成績ではシート喪失はしょうがないとは、贔屓目に見ても思う。特に前回のシューマッハとの激突については「あ?やっちゃった」と思ったファンも多いはずだ。
つい最近までバトンの残留は微妙と言われていた。バトン自身はBAR残留を望んでいるものの、ウィリアムズと結んだ契約が有効だと判断されれば、バトンはウィリアムズに行かざるを得ない。結果、琢磨とバリチェロの・・・というのが多くの日本人の希望ではあったはずだ。しかし、結果はホンダがウィリアムズに40億とも言われる違約金を払い契約を解除したことで晴れてバトンはBAR残留となった。ウィリアムズとしては本人の希望を優先してあげた、ということか。欧米の契約社会の中では意外とも思える行動ともいえるだろう。
これにて、来期琢磨の姿がF1で見られる可能性はかなり低いと思う。F1日本GPの生中継も決まり、人気も高まってきた矢先の悲しい出来事だと思う。しかし、これからの琢磨の出来ることは残る3戦、ベストの結果を尽くすことしかない。
F1ファン歴の浅い僕だが、F1を見るきっかけになったのはやはり日本人として佐藤琢磨が頑張っていることが大きい。再びF1の正ドライバーの座を獲得できることを心から願っている。祈りよ、届け。