すごい激戦だった。初戦・第2戦を連勝し、第3戦では9回まで4点差をつけて3連勝で日本シリーズ進出かと思われたところから追いつかれて逆転負け、第4戦も後遺症を引きずって連敗、今年のパ・リーグプレーオフも最終戦までもつれ込む展開だった。
結果から言うと、千葉ロッテが3-2でソフトバンクを下し、見事31年ぶりのセ・リーグ制覇となった。一方のソフトバンク、昨年から導入されたプレーオフ制度の中、レギュラーシーズンでは2年連続(昨年はダイエー)の1位を獲得しながらも日本シリーズ進出を逃す結果となってしまった。
千葉ロッテとソフトバンクの違いはどこにあったか。いろいろ諸説があがっているが、僕は敢えて「監督の差」としたい。王監督も誰もが認める名監督に違いない。しかし、バレンタイン監督はアメリカでの野球を熟知している。このプレーオフと言う制度での勝ち方を誰よりも知っている監督だ。その経験の差が紙一重の差になって現れたと思う。
ソフトバンクの強みは強力打線と崩れない先発投手陣、一方の千葉ロッテは打線は劣るが投手陣において先発・中継ぎ・抑えというラインには絶対の自信を持つ。プレーオフのような短期決戦の場合、大量得点というのは望めない。となれば投手陣に自信を持つチームが絶対に強い。
ソフトバンクは大量得点の影に隠れていたが、投手陣の中継ぎ以降に不安を覚えていた。特に抑えは前半は三瀬、後半は馬原でしのいだが磐石とは言いがたい。杉内・和田・斉藤ら投手陣は強力だが次の駒が足りなかったと思う。もちろん先発投手陣が抑えれば問題はないわけだが、バレンタイン監督の毎試合の打順組替、選手の勢いが底力を生み出した。日本一熱いと評されるファンの応援も後押しした。ソフトバンクは捕手の城島が今季絶望の怪我を負ったのがもちろんマイナスに働いたことは言うまでもないだろう。こうして紙一重の差で千葉ロッテが上回った。
偶然今年初めてマリンスタジアムに試合を見に行くことが出来た。26番目の選手=サポーターの勢いはすさまじかった。日本シリーズは第1戦・第2戦・第6戦・第7戦が千葉マリンで行われる。このサポーターの背にして、阪神の誇るJFKが千葉ロッテ打線に対峙するのは非常に興味深い。ファンが熱いと言う点では阪神も共通している。お互いのホームにて勝ちを逃さないのが勝敗に直結するだろう。
個人的には千葉ロッテを応援したい。阪神が憎らしいわけではないが、千葉マリンに実際に見に行って雰囲気を味わった僕としてはロッテに肩入れしてしまう。
12球団屈指のファン同士の対決、土曜日からのシリーズを楽しみに待っていたい。
« だだっ広い昭和記念公園 | メイン | 飲み会はしご »