今、ひどい事件が新聞・テレビを賑わしている。と姉歯設計士が設計を手がけたマンションの耐震構造が偽造されていたことが判明。大騒ぎになっている。
マンションは建造の際に、地盤などを調査し、マンションを建てられる構造になっているを確かめ、設計においてもどこにどのくらいの負荷がかかり、どのくらいの震度まで耐えられるか、というようなことがもちろん前提となって建てられる。至極当たり前のことで、この前提が欠ければマンションは大地震の際などに倒壊される恐れが出てくる。
前に読んだ9.11の本では避難路や壁の耐火構造などが十分にされていなかったので、被害が拡大した(というかビル自体が思わぬ倒壊したためでもある)とあったが、建物を建設する愛に安全というのは切り離せないもののはずであった。
しかし、その設計士が設計した建物にはこの耐震強度が偽装してあったと言う。コストがかかったり検査が厳しかったり、上からの圧力があったという。どこまでが真相かは分からないが、今にも大地震が来たら倒壊しそうな建物が実際に建っていて、その中に人が住んでいる事実は変わりはしない。一刻も早い対応が求められるだろう。
しかし、一方で公的資金の注入の有無についても問題がある。ヒューザーの社長はその必要性を説いていたが安直な投入では「住専」と同じ結果にならないか。公的資金の求めは命を弄んだ責任逃れにしか聞こえない。今回は民と民と取引間で起きた問題であるし、税金投入するのあれば、責任の所在をはっきりする必要がある。この騒動で資金が焦げ付く可能性も高い。そのあたりを含めて急ぎで検討していく必要があるだろう。
しかし・・・こんなこと前代未聞だ。。。性善説では不正は見抜けない。さらにこれによって他の設計士・建築業者にも疑いの目が向いてしまう可能性もがる。そうではないことを、業界は全力で消費者に示していかないといけないだろう。