12月の第1週の日曜日=ラグビー早明戦の日、というのはラグビーファンなら全員が知っていることだと思う。そしてこのイベントは大学・社会人を通して一番観客が入るイベントでもある。
開始が14時なので早めに新宿で集合してから食事をして国立競技場へ。家を出る時は小雨だったので止むと思っていたら、逆に雨脚が強くなって悲劇的な状態に。会場でカッパが売っていたので来て観戦した。確か3年前の早明戦は雨だったっぽいんだけど、同日のアメフトの取材で行ってなかったので、雨での観戦は初めて。でも、寒かったなあ。
試合のほうはボクの予想は70-5ぐらいで早稲田のはずだったんだけど(笑)、雨のせいでノックオンも多く、結果としては40-3という点差で早稲田の勝利。せめて早明戦史上最高得点(50点)ぐらい行って欲しかったがしょうがないか。
中身は早稲田が強いと言うよりは明治が弱くなったような試合だった。ボクが大学1年や2年のころはFWが押し込まれて押し込まれて、それでも耐えてワイドに展開してWTBが一瞬の隙をついて得点を奪うというのが早稲田のパターンだった。早稲田の「接近・展開・連続」と明治の「前へ」というのがそれぞれの代名詞だった。しかし、早稲田と明治の伝統の構図は一変した。「FWの明治」のはずが早稲田のFWに押し込まれた。ディフェンスも最初は耐えていたが、途中で持ちこたえられなくなり大量得点を許した。点差が開いたのは必然であり、雨が恥の点差を縮めてくれた、というのが正解だと思う。
それもコレもやはり見ている視点の差だと思う。早稲田は打倒社会人をめざし去年のチームに負けないと努力してきた。一方の明治は停滞感が漂う。高校ジャパンや候補を含めると、むしろ明治の方が素材は上回っているほどだ。それでも結果として差が出るのはどうしてなのか。
4日の新聞に「相手あってこその早明戦だ」という清宮監督の苦言が載っていた。おそらく早稲田ファンのみならず明治ファンも同じことを思っているに違いない。もちろん早稲田が勝つのは嬉しいが、年々減ってくる観客を見ていると非常に悲しくなるのも事実である。ボクは強い明治と戦って勝つ早稲田が見たい。17点差を大逆転した平成12年の早明戦、ロスタイムのPGで逆転勝利を飾った平成13年などの名勝負がまた見られるのだろうか。
強い明治が戻ってこれば、それが大学ラグビー自体の底上げにもつながってくる。そしてそれはラグビー全体の強化にも直結するはずだ。「対抗戦4位」今年の明治のこの成績があるべきものとは思っていない。清宮監督のゲキは届いたのだろうか。来期、強い明治との戦いを早明戦では期待したいと思う。
結局試合が終わってからは雨で寒くてどうしようもないので新宿に出て、カラオケと夕食で時間を潰してから、夜の早明戦を見にコマ劇前まで。警察の警備も厳しくなってかつてのような雰囲気じゃなくなったのが残念だなあ。
さて、早稲田の次の目標は大学選手権。決勝で関東学院を返り討ちにして日本選手権まで続く。「佐々木組」はどこまで進めるのか。今年も可能な限り観戦したいと思う。