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企業スポーツの限界

どうしてこうなっちゃうのかなーと思う。

バスケットボールのスーパーリーグに今期より加盟した福岡が資金繰りがうまくいかず、わずか半年でリーグを脱退することとなった。そして、その福岡は来年よりbjリーグに加入する、と言う。福岡自身の資金繰りの悪さはもちろん、その加入を認めたJBL側の責任は重いだろう。

空いた口が塞がらない。

スーパーリーグと言えば、このままでは日本のバスケットボールがダメになると危機感を抱いた新潟アルビレックスの河内会長とインボイスの木村社長(←彼も熱血なバスケ好きだ)が組んでプロスポーツとして今年発足したもの。本来はスーパーリーグこそプロ化すべきなのに、強硬にプロ化に難色を示したために新たにリーグを立ち上げざるを得なかったという経緯がある。その結果、bjリーグというプロリーグがある中でスーパーリーグと言う企業スポーツのリーグが存在するという歪な構図になっていた。

さらに言うと、レベルはスーパーリーグのほうが遥かに高い。bjリーグはプロであるがヘタ(失礼・・・)であるし、給料もそんなに高くない。でも、バスケをしたい、バスケを見てほしいと言うファンがいる限り続くような構図になっているし、今後はレベルも上がってくるだろう。まさに未来へ向けたリーグだ。一方のスーパーリーグは企業がある程度設けている上ではいいが、経営が行き詰るとともに廃部になる可能性がある危険なリーグであった。親会社に左右されることがいかに危険かは近鉄の例が教えてくれている。

そして、今回スーパーリーグの福岡がスーパーリーグを脱退せざるを得なかったのはまさにこの企業スポーツの限界が示している。そして皮肉なのはその廃部の福岡の受け皿がbjリーグであったこと。企業スポーツが限界になった時に袂を分かったはずのbjリーグに頼らざるを得なかった状況がこの問題の深刻さを表している。そして、そんな状況の福岡をどうしてbjリーグ側が受け入れた理由はただ一つ「バスケが好きだから」だ。突き放すことも出来ただろうが、それではバスケ界の真の発達に繋がらない。もちろん福岡の選手は給料は下がる(bjリーグの給料が基本になる)だろうが、しょうがないだろう。身の丈に合わない給料をもらうほうが悪い。他のスーパーリーグの選手も「バスケがしたい」のであればbjリーグへ是非目を向けて欲しい。

プロ野球にしてもそう。FA制度を導入したせいで給料が無制限に上がっていくようになるために、身の丈以上に給料をもらう人が増えている。1年たまたま活躍しただけで給料が急に上がる選手が多いし要求が高い選手が多い。選手に必要なのは良いプレーをして観衆を増やすことなのに、客が呼べない安易な選手の給料が高いこの状況は将来破綻をきたす問題を内包していると思う。

しかし、一方で野球はクラブチームの廃部が増える状況に危機感を抱いた野茂などの選手や欽ちゃんなどの芸能人が中心になり、クラブチームの創設が目立つ。そこにあるのは純粋な「野球がしたい」という愛情である。この愛情は見ていて非常に気持ちのいい。

バスケに限らず企業スポーツが限界になり廃部になる状況は今後も続くだろう。しかし、考えてみて欲しい。廃部になるのはどうしてか。身の丈以上の維持費がかかるのが原因ではないか。企業スポーツの経営者はもう少しファンを増やす努力をして欲しい。ボクが好きなハンドボールも企業スポーツの域を出ない。もっと草の根の活動をもっともっとしていかないといけないはず。

もっと日本のスポーツが発達するために。ボクはbjリーグの挑戦は好意的に受け取っている。このモデルが成功すれば他のスポーツもうまくいくはずだ。福岡はbjリーグに入り、輝いて欲しい。それこそが企業スポーツの限界を超えた真のスポーツのあるべき姿になってくれると思うから。

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2006年01月21日 23:01に投稿されたエントリーのページです。

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