トリノオリンピック総括
トリノオリンピックが終わった。何度か途中経過を書いたけど、ここで自分なりの総括をしたい。
手前味噌で言うわけじゃないが、かなり自分の予想に近い結果に終わったと思う。ただ、メダル1つというのは想定外だった。スピードスケート500mの加藤がなぁ、やっぱりオリンピックの魔物にやられたというのか。
しかし、一方で4位が5つと健闘も目立った。男子アルペン回転では、皆川が4位、湯浅が7位と50年ぶりのダブル入賞を果たした。本当にテレビで実際に最後まで見てて、メダルを逃したっていうのが本当に残念に感じた。一方のこの4位と3位の壁が果てなく厚いとも言う。銅メダリストは記憶に残るが、4位は記憶に残りにくい。そういう中で、やはり皆川の4位、岡崎の4位、女子団体パシュート4位、及川の4位、村主の4位は記憶に焼き付けておきたいと思う。この記憶こそ、次のバンクーバーに繋がる。
今回のトリノでメダルが1つだったと言うことで、派遣する選手の数を厳選しようという動きになることは必至である。各団体から「メダルを取れる」という数値を鵜呑みにした結果、史上最多の規模に膨れ上がった選手団だが、メダル1つと惨敗したのは周知のとおりである。この状態でいかに「日本には1年中すべるリンクがない」と主張しようが本末転倒である。まずは自身のスリム化を唱えてこそ、説得力を持ってくる。
例えば、日本水連はオリンピックへの選手派遣は世界基準より厳しい基準をもうけ、20名と厳選した。結果として金メダル3つを含む7つのメダルと言う史上最大の躍進となった。もちろん競技によってはメダル獲得よりも入賞をまず目指すと言う競技もあるだろうから、競技ごとに「金メダル」「メダル」「入賞」などランク分けをした上で、選手を絞り込んで派遣していく必要があるのではないか。
あとは日本での報道もそのランク分けの上にされると嬉しい。アルペンの快挙など報道からはまったく伝わってこないし、女子の距離団体スプリントの8位入賞もなかなかすごいことなんだけどね・・・。健闘がカーリング女子だけに向けられても違和感を感じてしまうなあ。
次はバンクーバー。世代交代が出来ていないことがクローズアップされた日本選手団、次はどんな基準で選手が送り込まれてくるのだろうか。スピードスケートの吉井・加藤は1度のオリンピックを経験して必ず上がってくるだろうし、上村愛子は4年後もさらに成長するだろうと思う。しかし、重要なのは下からの突き上げ、である。層が厚くなれば成績アップの可能性は高くなる、これは女子フィギュアを見ていれば明らかである。
トリノの記憶が荒川のイナバウアーだけで終わってしまう人が大半な気もするオリンピックだった。そのような不振に終わった、ということでスキー連盟としては次こそこのような結果で終われないことは間違いなく認識している。環境が厳しいのは分かる。では、やらなきゃいけないことはわかりやすい「結果」であることが望ましい。それか、スポンサーがついてもらうよう、連盟から直接願っていくことも必要なのかもしれない。
ボク個人としては、成績は不振だったけども、テレビはたくさん見たオリンピックだった。荒川の金も目撃できたし、上村の演技も皆川・湯浅の快走も見れた。女子カーリングには熱狂したし、アイスホッケーも少し見れたしなあ。また、前にも書いたけど、パシュートやスノーボードクロスなど「魅せる」競技も増えて面白かった。
そういえば、あまりに夏季オリンピックの規模が大きくなりすぎて、今後は冬季オリンピックに夏季の室内競技(おそらくバレーボール・ハンドボールなど)が移るという噂があるのご存知ですか???それならそれで冬季の見所が増えるのかなぁと思ったり。
ま、今回は「イナバウアー」なオリンピックだったってことで(笑)。次のスポーツの大型イベントはドイツワールドカップ。果たしてどうなるのか・・・。