大きなニュースになってたなあ。
一般的に見れば厳しい処分と言わざるを得ない。FIA(F1を仕切っている組織)がスーパーアグリの井出に交付していたスーパーライセンスの剥奪を通達した。スーパーライセンスがないとF1には走ることが出来ない上に、再交付には全チームの賛成が必要なことから、今期中の井出有治のF1復帰はほぼ絶望となった。
確かに前々回のイモラで大クラッシュ事故を起こしたのは事実だが、それだけでライセンス剥奪まで行くとは思えない。過去4走しか入っていない上に、うち3度リタイアしているのは事実にしても、それだけで剥奪まではいかないだろう。
「井出はF1のレベルに達していないから十分練習するように」と通達があったのはヨーロッパGP前、これを受けてスーパーアグリは第2ドライバーを交代したわけだが、亜久理代表が早期に井出を復帰させようとしたことから強硬手段に出たものと思われる。
理由はいろいろある。F1を5戦以上走ると来期のスーパーライセンスの交付が自動的に決まってしまうこともそうだし、事故が起きてからでは遅いと言うのがFIAの判断だろう。
もともとスーパーアグリは現行のF1の中でもダントツに遅い。さらに言うと、井出はその遅い佐藤琢磨よりも1週で3秒以上遅いということは究極に遅い。そんなマシンにも関わらず、後ろに走っているだけならともかくレースをしようと勘違いしていた(その結果がイモラの事故だ)。周回遅れの車はすみやかに道を譲らないといけないのに、そのあたりのF1の了解に対して各ドライバー・チームの反発があったのだろう。「井出は危険な存在だ」と。佐藤琢磨でさえもボロクソに日本人もいるのに(苦笑)、それより下ならもうダメじゃん、って思うのは普通。ライン取りがまったく他のドライバーと違うって言う話もあるし・・・。英語が出来ないのは厳しい。
しかし、このライセンス剥奪で最もダメージを受けるのはフォーミュラ・ニッポンじゃないかと。井出はフォーミュラ・ニッポン上位の成績でスーパーライセンスを得た。つまり、フォーミュラ・ニッポンで強くてもF1では通用しない、と。かつてはアレジやラルフも走ったこのシリーズも信頼失墜に繋がってしまう。現状でもGP2シリーズやヨーロッパの各F3シリーズのほうに有力選手が参戦するようになっていると言うのに、このままではレベルの低下は必死だ。
琢磨に続く日本人ドライバーはいないのか。日本でのF1開催が年2回(鈴鹿・富士)になる公算が高いだけに、より多くの日本人が育つことを願う。
井出はF1は早すぎた、やはり(笑)
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コメント (1)
いろいろ不運が重なったという気もするね。
佐藤がF1から追い出されそうになって、それを救ったのがスーパーアグリ。
純粋日本チームをコンセプトにして、めぐりめぐって追い出されたのが
今回の井出の騒動だったという見方もある。
とかく世間は難しいですな。
投稿者: harada | 2006年05月14日 17:05
日時: 2006年05月14日 17:05