ついにアガシが引退を表明した。アガシといえば、紛れもなく男子テニス界の中でも最高の選手の1人でもある。
ボクは最近はあまりテニスを見なくなってしまったので、かえって少し昔の選手のほうが知っていたりする。ボクが見ていたのは、ちょうど女子で伊達公子や、沢松奈生子が活躍していたころ。そのころはグラフやサンチェスが憎たらしかった(笑)、ヒンギスが14歳でプロデビューし快進撃を続けていたころかな。男子テニスは、やっぱりサンプラスとアガシ、そしてイバニセビッチ(サウスポーだった)あたりの試合を見ていた。
だから、逆に今のフェデラー、ヒューイットやロディック、ナダルといった男子、ウィリアムズ姉妹やエナン・アーデン、クライシュテルスらの女子はそこまで詳しくない。(女子テニスはまぁまぁ見るほうではあるけど)
そんなボクがよく見ていたとき、アガシの正確なショットに驚いた記憶がある。サンプラスと何度も4大大会の決勝で対戦して、サービスエースが何本も決まるくらいの高速サーブを正確なリターンで返していた。決して大柄ではない体格なのにランキング上位(1位にも)に常にい続けることの出来る上手さにびっくりした(サンプラスには負けていた記憶が強いけど)。一時期「アガシは終わった」と言われたほど勝てなくなった状態から這い上がり、1999年の全仏オープンで優勝し、4大大会グランドスラムを手にした。
そんなアガシも35歳、同年代のライバルが次々と引退する中で(もちろん奥さんのグラフも引退している)、今なお戦い続ける姿には感動すら覚えていた。特に去年の全米オープンで決勝まで進出したことには驚いた。決勝で敗れたものの、あの会場での拍手はアメリカ国民のアガシに対する敬意の証明だろう。
そして、今年の全米オープン負けたら引退という状態で臨んだ大会だが、その中はそんな上手くは出来ていない。3回戦で破れ20年間の現役生活にピリオドを打った、と。
紳士のスポーツたるテニスにあって、アガシのラフな格好は白い目で見られた部分もあったと思う。しかし、それこそがアガシの個性であって、愛されるゆえんなんだろう。
好きな選手が引退してしまうのは惜しい。でも、それも時代の流れ。もう彼以上の個性は出てこないのかもしれない。現役時代のアガシの姿は目に焼き付けておこう。感動をありがとう、アガシ。