2006年のF1シーズンがブラジルGPを終わって終了した。チャンピオンは"最年少王者"アロンソが2連覇を果たした。
今年のチャンピオン争いを一言で言うと、「面白かった」
ボクは正直F1を見だして3年しかたっていない。だけども、1年目は覚えるので精一杯だった。去年はレースがわかるようになってきたところ、そして3年目として、自分でもかなり詳しく見れるようになってきたと思う。
シーズン序盤、完成度で勝るルノーのアロンソが順調にポイントを重ねた。しかし中盤以降からフェラーリのシューマッハ兄が維持でマシンの完成度を上げて、何度もルノーのマシンを上回った。しかし、シューマッハ兄のマシンがいかに強くともアロンソが崩れなければポイントが縮むのはわずかだ。しかし、ジワジワポイントが迫って日本GPの前にはポイントが並ぶという事態になった。そのとき引退を発表していたシューマッハとしては、まさしくラストシーズンを先人未踏の8連覇で締めくくろうとしていたし、その時のチームの勢いからいってもそれは十分可能だったはずだ。
しかし、運命は悲劇。鈴鹿でシューマッハ兄のマシンがリタイアした瞬間に夢は遠ざかった。結果、アロンソが優勝し、得点差は10に広がった。結果として、最後のブラジルGPではシューマッハが優勝しても、アロンソがポイント1でも取れば優勝が確定する。もちろんアロンソがブラジルGPでマシントラブルが起きる可能性もある。ブラジルGP予選2位で、1位がマッサなら抜けるチャンスはある。
が、ブラジルGPレース序盤、フィジケラを抜こうとした際に(接触があった可能性もなくはないが)、おそらくリタイアしたマシンの破片を踏んで後輪の1つがバーストし、スローダウン。序盤にして1周以上のハンデ。この時、夢は途絶えた。
しかし、そこからのがすごかった。いったん最下位に落ちたものの、最速ラップを連発して順位を上げていくのだ。フィジケラを抜いたときなど体がしびれた。1台だけ異次元なペースで追い上げ、結果は4位。
優勝は母国GPでのポールトゥウィンを飾ったマッサ。アロンソは着実に2位に入り、ドライバーズポイント2連覇となった。
ボクはレースを見た暦が浅いながら最後のシューマッハ兄は今までで一番のレースであったと思う。最下位に落ちてモチベーションが下がりそうになりながらも過去最高のレースで4位まで追い上げたそのテクニックは後世まで語り継がれるに違いない。本当にすごかった。
そして、忘れてはならないのがスーパーアグリの佐藤琢磨。今期最高=過去最高の成績の10位でフィニッシュしたのだ。シーズン初戦でグリッドに立てただけでもすごいと言われたマシンが、目前のトロロッソ・レッドブルを上回るタイムを連発して10位に滑り込んだのだ。もちろんリタイアしたマシンが多いと言うのもあるかもしれないが、チームとしては来期へつながる大きな「10位」だったと思う。佐藤琢磨についてはとやかく言う人が多いけれども日本人として最高のドライビングテクニックを持っているのは間違いない。来期はモンタニーとチームメイトが濃厚だが、是非来期はポイントを獲得して欲しい。
そして、来期のF1シーンについては、さらに楽しみが広がる。アロンソがマクラーレンに移籍、そのマクラーレンのライコネンがフェラーリに移籍する。ルノーは若手のコバライネンを来期ドライバーとしてフィジケラとのコンビで勝負をかける。
アロンソがマクラーレンでも好成績を残せるようなら、マシンの実力ではなく本人の実力だとまぎれもなく証明できるわけだ。アロンソにとっては勝負のシーズンになろう。(この構図はヤマハに移ったMotoGPのロッシに通じるものがある) マクラーレンのマシンは信頼性が薄いのが難だが・・・どうなるだろう。
ボクは赤いマシンに乗るライコネンに期待したいかな。マシンの信頼性があがれば必ずチャンピオンを取れる存在だと思ってるから。ライコネンvsアロンソはまさしく来期の注目点だ。
ポストシューマッハはアロンソで決まりか。来期への挑戦はもう始まっている。いやー注目注目。ボクも来期のF1も逃さず見ていくつもりだ。