政府がホワイトカラーエグゼンプションの法案を提出するのを見送ったらしい。懸命な判断とも言えると思う。
ホワイトカラーエグゼンプションとは直訳すると「ホワイトカラーは免除」となる。要するに、欧州的な仕事の捉え方だと、「仕事は自給で換算出来ないから、やることやったら帰ってもいいよ」ということ。一言でいうと「年棒制」と言い換えてもいいと思う(正確な中身は違うが)。ただ、日本の場合、このホワイトカラーエグゼンプションが導入されたからと言って、仕事量が減ることは決してなく、逆に導入されると、残業代が出ないことになる。結局のところ、「やることやれれば帰れる」法案ではなく経営者にとって、残業代を払わないで済むと言う都合のいい法案でしかない、というのがこの法案の実質的な部分だ。もし導入された場合、11兆ものお金が払わないで済むと言うことだから、結局のところサラリーマンからの搾取に過ぎないわけ。
高齢者1人あたりの若者負担が3人を割ったと言う記事が出ていた。これ以上、若者からお金を取っていくのであれば、本当に日本は生産性のない国家になってしまうことがどうして分からないのか。
要するに問題は、高齢者が必要以上にもらいすぎていること(将来的にボクらの年代がもらえると想定される金額からすれば)、また40代?50代ぐらいの高給の人たちが給料以上働いていない部分である。20代後半から30代のいわゆる「給料以上働いている世代」にとっては、この法案が導入されてもメリットはまるでない。結局のところ、定時に帰る上司から仕事を押し付けられて残業代のない仕事をやる羽目になるだけのことである。もし導入されるのであれば、欧州の国のように、「年に長期休暇を必ず認めないといけない」というぐらいの労働環境にならないといけないだろうし、日本がそうなることはまずない。
まぁかく言う私は、裁量労働で働いているので、残業代などないわけですが(笑)。だからと言ってみんながそうなれとは思わない。今の会社で思うのは、「働いている人はそれなり給料をもらっている」と言う部分。これって当たり前なんだけど、ほとんどの若者の給料に対する不満って上司が「この人仕事してねーのに給料自分以上もらってるんじゃないの」って部分だろ。将来的には、年齢が上がれば給料があがるわけじゃないっていう時代になるのは間違いない。年功序列が崩壊された成果主義の中だったら、このホワイトカラーエグゼンプションを導入してもいいと思うんだけどね。
夕張のような自治体が今後出てくるのは間違いないし、本当に日本はどうなってしまうんだと思う。要するに定時で終わると思っているのがそもそも間違いかと。ボクはホワイトカラーエグゼンプションは導入されないべきだと思う。