村上ファンド(現在は解散)の村上世彰被告のライブドア株取得に関するインサイダー疑惑の裁判が行われ、実刑と言う判決が下された。
まぁ、予想はしていたが、「やっぱりな」と。これから日本の司法はおかしいと言われるんだ。
特に報道で出ていた裁判長の「徹底した利益至上主義には慄然とする」と言う拝金主義の糾弾した部分。裁判の骨子とはまったく関係ない、蛇足文である。世論で話題になったことであっても、冷静に判断すべきなのが、裁判官の職務なのに、あろうことか越権行為で、アクティビストという職務を否定してどうするんだ。ファンドは、出資主のために動くのが当然で、そのために動くことを否定することは裁判官とて出来ないはずだ。
さらに、この裁判の判決もおかしい。争点となっている11月8日時点でライブドアが800億もの資金を集められる保障はまったくなかった(メドが立ったのは1月下旬だ)し、意思を見せたとしても、その後の買い増しはライブドアを想定していたものではないでしょう。事実、村上ファンドはインサイダーだと想定される後の機会(12月末)からは、買い増しを停めている。初めから決められた路線の中で裁判が行われた「国策的」な検察側のデタラメ主張こそ糾弾されるべきことだと思う。これがインサイダーになるのであれば、日本のファンドおよび証券業界のやっていることは全てインサイダーになってしまう。
日本にモノ言う株主が存在しなかった中で、東京スタイル・ニッポン放送・阪神電鉄と大きな話題を会社側に仕掛けて、話題をさらって言った。ファンドマネージャーとしては優秀と言う他ない。目立つから、懲らしめると言うのは裁判官の権限でやっていいものなのか。
まぁそれと関係なくして、今こんな本を読んでます。
これから裁判員制度も始まるし、司法改革がどんどん進んでいくことは間違いない。裁判員制度が導入されると、感情的な判決が増えると危惧されているところではあるからこそ、逆に今回の村上裁判のような、冷静さを欠いた裁判こそ裁判官とてやっていけないこと。望みは薄いが、2審で正当な判決が下ることを祈りたい。

