先月の日本GPも見に行ったぐらい、最近F1観戦に磨きがかかっているボクですが、それにしても今日のレースほど緊張感のあったレースはなかったと言えると思う。
何せ、今期F1の最終戦にして最後まで3人にチャンピオンの可能性が残ると言う21年ぶりのレースだっただけではなく、中嶋ジュニアのデビューも決定していたため、佐藤琢磨・山本左近と合わせて日本人ドライバー3人が同じレースで走る。さらに南米開催でのリアルタイム放映(通常の地上波は2時間遅れの放送)であるから、こりゃあ楽しみにならないわけがない。
ただ、やはり興味の中心は「誰がチャンピオンになるか」ということ。個人的には、ライコネンが好きだし、チャンピオンになって欲しいと思っていたけど、限りなく可能性が低い(アロンソが3位以下でハミルトンが6位以下と言う条件)ため正直な期待はしていなかったし、ハミルトンにはチャンピオンになって欲しくなかったけど、たぶんチャンピオンになるんだろうな、ぐらいで思っていた。誤解の無いように言うと、ハミルトンが嫌いということではなく、彼がチャンピオンになっても、史上初の初年度チャンピオンの栄誉は得られるかもしれないけど、スパイ疑惑の年のマシンでチャンピオンになっても、100%祝福されることはないと思ったのが理由。
そして快晴の空のもと、レースがスタート。まずはスタートでフェラーリ2台がタッグでハミルトンを押さえ込んでライコネンが2位浮上、さらにアロンソも絶妙なスタート&寄せでハミルトンが冷静さを欠いてコースオフし8位に後退。さらに、ハミルトンは8週目にギアトラブルで何と18位まで順位を落としてしまった。
この時点で、ライコネン2位、アロンソ3位、ハミルトン18位という状況。1位がマッサであるから、ライコネンの1位はほぼ確定だったし、ハミルトンが5位に入れなければチャンピオンはライコネンであったが、圧倒的に戦闘力のあるマシンに乗ったハミルトンがこのままで終わるわけがない。
レースは最後の最後まで見逃せないレースになった。ただ、ハミルトンはギアトラブルの後、2ストップを3ストップに変更した模様。結果としてこれが失敗だったと思う。ハミルトンは結局7位までしか順位が上げられなかった。ライコネンは、気迫の走りで2回目のピットストップでマッサを逆転し1位フィニッシュ。アロンソは3位に入ったものの、結果としてライコネンが大々逆転の戴冠となった。
最終結果は、
1位:ライコネン=110pt(+10pt)
2位:ハミルトン=109pt(+2pt)
3位:アロンソ=109pt(+6pt)
※2位と3位の差は1位回数が同数のため、2位の回数による
ライコネンからすると、最後の2戦で17ポイント差を逆転したことになる。個人的にもライコネンを応援していたから、最高の結果となった。
佐藤琢磨はマシンの戦闘力がなく12位で、テレビにあまり映らなかったし、山本左近は、不幸な衝突で1週目リタイアだった。
中嶋一貴は、予選の失敗で19位スタートだったが、最終的には10位フィニッシュ。ピットストップでクルーを跳ねるというある意味壮大なデビュー戦(笑)。ただ、ファステストラップで5位を記録していて、まさに次に繋がるいいレースだったと思う。
あと、記憶に残ったのは自己最高の4位フィニッシュのニコ。重い燃料で後ろのクビサを相当周抑えていたから4位で終えられた。来期マクラーレン移籍の噂もあるけど、中嶋がウィリアムズで来年走れるなら、是非ニコとチームメイトになって欲しい。もっと来期のウィリアムズは期待できるんじゃない。
本当にレースの最後の最後まで見所を失うことのない好レースだった。上位陣同士でクラッシュなどしようものなら、ハミルトンチャンピオンの可能性もあったわけで、近年稀に見るいいレースだったのではないかと。
さて、これから来期へ向けてシートの移籍・喪失・獲得などのレースも続くことになる。アロンソはどこになるかによって一気に変動していきそうなヨカーン。どうなるかなー、こちらもF1ファンとしては楽しみなオフの話題だし。