ついに感動の瞬間がやってきた。中日が日本ハムを4勝1敗で降して53年ぶりの日本一に輝いた。

中日、ついに日本一!! posted by (C)こうへい
地元が愛知ということもあり、生粋の中日ファン。初めて野球を見た記憶があるのは88年のナゴヤ球場での試合。幸運にも88年のセ・リーグ優勝の瞬間を3塁側から立ち会うことが出来たのが今でも自慢ではあった。
次のセ・リーグ優勝は1999年で大学1年の時。そして落合監督が就任した2004年からは4年で3回目の日本シリーズ。2004年・2006年と煮え湯を飲まされてきたが、ついに今年頂点に立った。厳密に言えば、今年のセ・リーグ優勝は巨人であることを考えると、日本一というのは若干ニュアンスが違うかもしれないが、ファンとしては敢えて日本一と言いたい。
優勝の芽がなくなってから、落合監督は完全にプレーオフシフトに切り替えた。CS阪神戦は圧勝の2連勝、続く巨人も3連勝で一気にねじ伏せた。最後の日本シリーズとて、初戦でダルビッシュに不覚を取ったものの、先発5人が完全に機能して日本ハム打線をたった5戦で22安打に抑え込んだ。打線もそれぞれが為すことをしただけだった。完全に力の差を見せ付けての優勝。監督の元、全員一眼となってつかんだ日本シリーズ制覇だったと思う。
ただ・・・最後8回まで完全試合をしていた山井を変えたことに関して、否定意見も広がっている。ただ、ボクはいち中日ファンとしては落合監督の判断を100%支持する。結果論でモノを言うなら誰でも出来る。本当の長い目で見てきたプロ野球が大好きなファンならあの決断がいかにすごいことが理解できるはずだ。
53年ぶりの日本一。胴上げ投手に相応しいのは、エースか火消し役しかいないじゃないか。先発を川上ではなく山井にした時点で監督は「優勝するなら最後は岩瀬」と決めていたはずだ。1点差の状況下で、もし続投して、逆転などされようなら、次の舞台は北海道。日本ハムが勢いづかせたら手がつけられないことは、誰もが周知のとおり。あの状況下で地元Vで飾るためには、「岩瀬で締める」以外考えられない。中日に入団して黙々と仕事をこなしてきた球団史上最高の抑え投手である岩瀬が胴上げ投手。中日ファンとしてはこれ以上の感涙はない。
おそらく今回の決断に非難をしているのは、「もともと落合が嫌いな人」であったり「日本シリーズの価値を理解していない人」だろうと想像する。2004年の日本シリーズで中日は投手の交代時期を誤って逆転本塁打を打たれた記憶がある。同じ轍は踏まないのが落合流である。過去の日本シリーズで王監督がノーヒット投手を6回で替えたことだってある。もし今回の決断を非難する人は、その時の王監督の決断を非難した人だろうか。ダブルスタンダードで物事を語るでない。これにより、プロ野球史上初のリーグ優勝ではないチームが日本一となった。あれだけ落合が勝ちにこだわったからこそ、日本一の重みがあるのではないか。短期決戦は記録ではない、勝てるときに勝つのが鉄則である。
常人とは違う発想を持ってチーム作りをしてきたからこそ、4年で3回の日本シリーズ出場と言う成果がある。これを名監督と呼ばずして、何が名監督と言えるのか。さらにまだまだ楽しみな若手も育っているし、12球団屈指の選手層を作り上げているのが落合政権なのである。野手では堂上兄弟、新井弟・春田・森岡ら候補がいるし、捕手も谷繁の後釜を競って競って育てている。投手にしてもベテラン山本昌が来期は復活にかけるし、ガラスのエース中里や長峰、佐藤充と言った期待投手もいるから、誰か欠けたとしても全く他球団に劣らない。福留がいなくなっても痛くないぐらいだ(苦笑)。いや???これは来年以降も10年間は磐石でしょう。楽しみすぎる。
話は戻って日本シリーズ。MVPにノリさんが輝いたのが嬉しくてしょうがない。あのヒーローインタビューは本当に涙なしでは聞けなかったぐらい(涙)。ファンも今年のノリさんの状況を知ってるからこそ応援してきた。この日本シリーズでも、かつての強引に引っ張ると言う打撃ではなく、チームバッティングを心がけてきた。日本シリーズ2戦目でも流し打ちでのタイムリーなどでチームに貢献した。近鉄時代もなしえなかった日本一。僕ら中日ファンはノリさんがいなかったら日本一にはなってなかったと思っている。来年は給料をもっともっと上げて、もっともっと成長したノリさんを見せて欲しい。
ボクが中日ファンになったと記憶している88年、立浪がルーキーで4番は落合だった。その立浪が現役中に日本一になり、そして監督が落合だったと。ファン歴19年の全てが今日は適った気がする。
「三冠落合、広角打法。レフトへライトへホームラン」
初めて覚えた応援歌が当時の上記の4番落合への応援歌だった。今でも試合終了後、応援団が1番から応援歌を熱唱していくのだが、最後は落合の現役時代の応援歌で締めくくる。これを聞くと、本当に涙が出てくるんだよね。
天才打者や天才投手が名監督であるとは限らないとはよく言われていること。それは簡単に考えると、天才に凡人の考え方は理解できないからである。落合は監督という立場になっり、発想を100%切り替えた。それは、選手を100%信じるということ。プロとして入団してきたからには誰もが才能がある、その才能を引き出せるのは、猛練習のみ。過酷ともいえる練習を選手に課し、才能を開花させ結果を出し続けている。これは簡単に出来ることではない。この凄さを果たして落合批判をしている人のどのくらいが理解しているのか。
ただ、今年はセ2位からの優勝であることは既成事実。来年は最強軍団を率いてセ優勝、CS優勝、日本シリーズ優勝の完全制覇が目標となる。今年もまだまだアジアシリーズが残っているけど応援し続けますよ。
常勝軍団へ。まさに圧巻の日本一だった。最高です!
P.S.やくみつるが大嫌いになった。。