おそらく週末?来週にかけてのインターネットに携わっている人たちの話題はこれに尽きる。アメリカのマイクロソフトが同じくアメリカのヤフーへ向けて、買収の提案を行ったらしい。日本円で額にして4兆7000億円近い買収提案。1月末の株価換算で60%のプレミアムを載せてくるというから、気合の入りようも半端じゃない。それもこれも、ヤフーの株価がここまで落ちたから可能だったともいえる。
これは要するに、マイクロソフトとヤフーが組んで、グーグルに対抗していこうと言うことに他ならない。アメリカのヤフーは先週1000人のレイオフを発表しないといけないぐらい、窮地に陥っていた(業績が悪いと言うよりグーグルに比べると)。梅田さんの言う「あちら側」世界では圧倒的強さを誇るグーグルに対抗するためには、2社を合同しないと勝てないという現実を知らしめてくれるとともに、これが最後の手段とも言えるかも知れない。
グーグルは今、「あちら側」からこちらの世界への攻勢を強めている。全てがオンラインで繋がることを目的としたサービスは、インターネットと切り離した時に圧倒的弱者になる。だからこそ、Googleデスクトップのような、オフラインでも使えるツールや、Picasaなどのオフライン・オンライン両方に展開できるようなサービス連携を企画している。
マイクロソフトとしてはこれ以上自らの牙城に切り込まれてはかなわない。グーグルがOS自体を作っているという噂もあるし、グーグルの持つ「本来優良なものを無償で提供する」ということがOSで実現できれば、一気に世界が変わる可能性がある。これは一番避けたいことのはず。
両者が合併する大きなメリットは、やはりインターネット広告の伸びの予測だろう。グーグルの最大の収益であるインターネット広告は今後もっと増えていくのは自明である。このまま放置していては、インターネット広告の伸び=グーグルの利益となりかねない。2社連合はこの伸びるインターネット広告費をグーグルから奪い取るのが最大の目的だと思う。そう考えれば、この買収金額も決して高いものとは言えない。
マイクロソフトはヤフーを入り口に、グーグルの牙城へ斬り込みをかける。オンラインからオフラインがグーグルなら、オフラインからオンラインがこのマイクロソフト&ヤフー連合と言うわけだ。オフラインの覇者マイクロソフトがヤフーの持つユーザーを取り込み、どういう展開を行っていくのか。
日本においては、グーグルのシェアは、ヤフーを脅かすまでには行っていないし、今後も体制に大きな変革はないような気もする。もしこの合併が成功したとすると、マイクロソフトは同時に今のヤフー株の3分の1を持つことになる。大きな変革が起こるとすれば、マイクロソフトのサイトがヤフーの参加に入れられることはあるが、それはまずないだろう。お互いのメリットがなさ過ぎる。だから、この話はあくまでアメリカの話だ。
買収の話が出て認識したのは、やはりグーグルの強さが別格であるということ。日本のグーグルももっと攻めて攻めていろいろやればいいのになぁと思うんだけど、アメリカの統制が厳しいか。
しかし、まだ買収を受け入れるかどうか決まってないんだけどね。いずれにしろ最大級の注目であることは間違いない。
ともあれ、個人的には願わくばグーグルに転職させてください(笑)。いやーでも英語が出来ないし無理か。OHHHHH。