もはや怒りを通り越して笑うしかない。
PRIDEがなくなってからは本当に格闘技に関する興味が薄れてきてしまってはいるんだけど、今日行われたK-1 MAXには本当に失望した。
K-1 MAXは衰退が叫ばれる格闘界にあっては、今でも優良なコンテンツを提供できる数少ないコンテンツ。その筆頭にあるのが、魔裂斗を中心とした日本勢の頑張りにほかない。
そして、今日はその中でも注目の一戦「魔裂斗 vs 佐藤嘉洋」が決勝進出をかけてぶつかった。佐藤がK-1に参戦してからこのカードは待ち望んでいたカード。魔裂斗の強さは認めるが、佐藤は負けを糧に確実に成長してきた。ブアカーオを破っての今日の戦いは、まさしく佐藤の実力を日本に知らしめる戦いであった、、、はずだった。
この大会からポイントをオープンにするシステムが採用されていて1ラウンドごとに採点が発表される。第1Rは3ジャッジとも10-10の互角、第2Rは3ジャッジとも魔裂斗が押していると見て10-9、ここまでは特におかしいことはない。しかし第3Rで異変が起こった。佐藤が魔裂斗に対してダウンを奪って、ラウンドが終了したのに判定の結果は29-28で佐藤勝利を下したジャッジがいたが、残りの2人のジャッジは28-28でドロー。2人以上ドローの裁定が出た場合には延長戦に入る。まさか引き分けとは思っていない佐藤は延長戦で押された。そして負けた。
「またか」と思った。
バカバカしくなってテレビを消して家に帰ってみると、魔裂斗がトーナメント優勝をしたらしい。さらに決勝でもダウンを喫したのに延長戦に入って勝ったらしい。これはひどい。
佐藤vs魔裂斗の試合しか見ていないのでこの試合に限って書いて行くことにするが、1Rと2Rの結果が公開されたので3Rのジャッジの付けた得点も分かる。3Rの結果は3人中2人が9-8というスコアを付けた。
今までボクシングや格闘技などの試合を見たけれども、9-8というスコアはほとんど見たことがない。ダウンを奪えば2点減点になるので、通常は10-8。ラウンド全体で明らかにダウン寸前なほど追いつめられたのに、ラッキーパンチでダウンを喫した場合ぐらいにしか9-8というスコアにはならない。このラウンド全体を見ても佐藤がダウン寸前になっているようには見えないし、魔裟斗が挽回したというのであれば(ありえないが)9-8ではなく10-9になるはず。そういうことからもルールにないジャッジの変更を2人の審判が同時にしたという時点でK-1による作為的操作と言われても言い訳はできまい。だってジャッジが他のジャッジを見て得点をつけることなどありえるわけがないから。
ついでに言うと、確かにダウン後魔裟斗が試合を押し気味に見えたのは事実だが、有効打はほとんどないし、あの程度で挽回というのであれば、ダウン後にダウンした選手を追いつめたらそのラウンドは10-7になるかと言われたらそうじゃないでしょ?ダウンに勝る有効打はない、それは素人が見ても分かる。
ボクの周りの格闘ファンは総じて「K-1とTBSが格闘技をダメにした」と言う。K-1 MAXでも4年前に明らかにブアカーオが優勢だったのに同じく延長になり魔裟斗が勝って問題になったことがあるし、秋山やKIDなどの選手に対するジャッジ面の優遇は誰もが知っている。K-1やTBSはヒーローは自分たちで作るという気持ちでいるかもしれないが、それは大きな間違いだ。ヒョードルやミルコなどの選手はそのリング上の戦いでファンを増やした。決して特定の選手を贔屓にすることで特になることは何もない。
というか3R制の試合でダウン奪っても勝てないなんておかしいだろ。もうK-1はルールに「魔裟斗選手とKID選手にてKOしないと勝てません」「秋山選手の試合結果には秋山選手の勝利とノーコンテストしかありません」と書けばいいんじゃないか(苦笑)
後味悪いなあ。佐藤ファンだからこそなおさら。
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