ネット界隈で仕事をしていて常に思うのがタイトルのようなこと。まとまらないかもしれないけど、殴り書きみたいに書いてみる。
結局、2003年に俗に言うISPと呼ばれる企業に新卒で入って、そこでいた3年間にブログというものが普及して、そしてSNSが発達してきた。
ブログは日本ではMovableTypeをはじめとして、俗に言うネット企業と呼ばれる企業はほとんどが独自でブログサービスを提供していたりする。そして、SNSに関しては、テーマ別のSNSというのは日本ではあまり普及せず、いわゆるMixi・モバゲー・Greeと呼ばれる3強を筆頭に同じような機能を備えたサイトが多く存在している。
ブログに関しては、Twitterのようなミニブログが流行ったが、日本ではあまり普及していないように思える。Mixiのエコーもあまり流行ってる気がしないのは僕だけだろうか。SNSに関しては、SNSはメインとなる1つを持てば十分で、これ以上新しいSNSは面倒だと考えている人がほとんどのように思える。
んで、何が言いたかったかというと、ボクが今の職に転職したのが2006年4月だったわけだけど、それからの3年間ってネット系で新しいムーブメントがまったく起きてないように思える。
Newsingやはてブのようなソーシャルブックサービスが流行るかというとそうでもなく、流行っているのはYahoo!知恵袋や教えてGooのような質問サイトかもしれない。読売の発言小町もそれに近い形か。
いわゆる芸能人・著名人と呼ばれる人は、ほとんどの人がブログを情報メディアとして持つようになったけども、そこから先がまったく発達しない。ブログをやっている人が増えてはいるけれども、継続的に更新している人は稀だと思う。僕もマイミクが80人強いるけれども、日記を定期的に更新している人は15人いるかどうかぐらい。
ブログというツールは情報発信を容易にしたかもしれないけど、最初から情報発信に対してまったく興味のない人にはまったく響かない。すでにブログを書く、SNSにログインするというような行為自体が「手間」なんだと思う。だからこれ以上大きなパイ拡大は望めないような気がする。
昔のネットサービスは「ネットならでは」の機能が求められて、非日常をいかに作るかがコンテンツ開発の主眼だったけども、今はまったく発想が逆でいかに日常をネットで作り出すかに主観がおかれる。今度のネットサービスは生活の中にいかに自然に溶け込めるかがヒットの鍵だ。毎日朝このサイトを見る、ここで誰かとつながる、というような流れが自然と出来なきゃいけない。
だから重要なのは「滞在時間」だったりする。一日は24時間しかないから、その時間を使ってもらう魅力が必要になる。競馬サイトなんかは、データベースを見るから、1人あたりの滞在時間が長いし、そういうこと。
昔から成功してきたサービスの特徴は「いかにユーザーに不便なく高度なことに挑戦しているか」というところ。例えばiモードは人に意識せずにインターネットに接続させたし、携帯キャリアの決済システムはボタンひとつで課金が出来るというすばらしいビジネスモデルだし、iPodが流行ったのだって、PC上に溜めた曲が自動的に転送されるという仕組みだし、携帯に直接ダウンロードさせるLismoなんてのはもっと楽に音楽が聴ける。実は高度なことなんだけど、ユーザーにそれを意識させない。説明書が必要なものは絶対に今後は流行らない。
では、本題のブログやSNSの次にあるものは何か。ボクはそれはローカライズだと思う。インターネットはグローバルグローバルな方向へ向かっているのは当たり前なんだけど、逆にそれが本来あるべき境界線を薄くしている気がする。もちろんそれは間違ってことではないけど、その反動で、逆に境界線を濃くするサービスが絶対に出てくると思う。
ヤフーニュースだって全員に同じものを見せているけども、枠のうち例えば2つは自分にとって興味のあるニュースを載せてもらうことが出来るなら、おそらくそのローカライズは有効に作用するだろう。ボクでいえば、例えばラグビーが好きだ、グランパス・中日が好きだ。ネットの新しいサービスには飛びつくタイプだ。本は歴史の本が好きだ。ジョジョが好きだ。デスノートが好きだ、とそういうようにパーソナルな部分を読み取って、その人にしかローカライズが可能になると思う。
そういう意味では、例えばこういうブログは人が興味を持ったことが書くことが多いから、自分のブログを登録しておくとそれがインデックスされて、興味の方向にあったニュースが表示されたり、人とつながれたりする世の中が来るんじゃないかと思うんだけどどうかしら?もちろんブログじゃなくても見ているページの履歴だったり、SNSのプロフィールなどでも解析するのはいくらでもあると思う。
ネットは発達してはいるけど、マッチングサービスとしての能力はまだ発揮できていない。その人と情報のマッチング、その人と同じような興味を持つ人のマッチング、このパワーを本当に発揮できるようになる世が今度来ると思う。
長文失礼しました。ここまで読んでいただた方がいればありがとうございました(笑)