たまたまブックオフで見つけた本。企業とかサービスの成功のヒミツ的な本はボクの好きなジャンルの本。シルク・ドゥ・ソレイユは実はドラリオンしか行ったことがないんだけど、さすが1人10000円近いお金を取るだけの完成度に感動した。ちょうど今コルテオが原宿でやっていて見に行く予定もあるし、ZEDが舞浜にオープンしていつかは見に行きたいと思っている。
この本を読んで驚いたのは、ショーにかける意気込みと言うか、シルク・ドゥ・ソレイユがサーカスと言う枠を超えて、総合エンターテインメントへの道を着実に歩みつつある底力を見た。基本的に、シルク・ドゥ・ソレイユのショーには2種類あって、
・常設劇場でのショー
・移動式劇場でのショー
ラスベガスで有名な「カー」とか「オー」と言ったものは常設劇場になる。常設だけに、そのショーにあわせた舞台構成が可能。うわさにしか聞いたことがないけど、特にラスベガスのは、感動を超える感動だとか。オリジナル舞台は、10年とか長期契約を結んでいるらしい。それだけ毎日毎日客を呼べるだけの完成度は凄い。例えば演劇にしても、ライオンキングとかキャッツとかの劇団四季の演劇で長期にやっているものはごくわずか。劇場の建設費で150億、ショーの製作に50億とかかける費用も段違いだったりするのもそりゃそうか・・・。
基本的に今まではラスベガスのホテルなどで常設劇場はやっていたが、昨年はマカオと東京で新劇場がオープン。当然、ショーの演目も両方ともオリジナルのものになる。東京では東京ディズニーリゾート内にオープンした「ZED」がそれ。世界でここしかないものが東京で見られるだけで感動ものというのを思わないといけない。実はトライアル公演(オープン前に行われる試用の回)のチケットがヤフオクで出ていたけど、買えばよかったかなぁと今さら後悔。このZEDも12年契約で長期で行われる。タイミングを見つけて行くぞと決心。
一方で、フジテレビと組んで行われている、サルディンバンコやドラリオンとかそういう移動式テントで行われる演目もある。これは、世界各国を移動しながら、複数の公演が行われるという具合。で、コルテオが今やっている、と。
これはこれで、世界中を回っているだけに、今やっているショーが次に日本で見られる保証はまったくない。だから、なるべく日本で見られるときには行っておくべき。つど違う演目があるって言うのも贅沢だなぁとも思う。
この移動式のショーをもって、シルク・ドゥ・ソレイユは世界各国にサーカスを超えたサーカスを伝道し続ける。まさしくワールドワイド。
本では、シルク。ドゥ・ソレイユの内部まで入り込んで取材が行われている。本部のあるケベック州がサーカスを中心とした街づくりまで行われているという。そして、シルク・ドゥ・ソレイユの徹底したスカウトと出演者になるまでの指導の徹底っぷりは凄い。日本でも、体操やバトン・トワリングなどの協会と密に連携をとって、現役を引退した後に、サーカスの道に進む人もいるそうだ。もちろん日本人のスタッフも多数いて、通訳で活躍したり、人材発掘する人もいる。「感動」を与えられる仕事って言うのも、それはそれでやりがいのある仕事だと思うなあ。
昨年、上海で見た雑技団も凄いと思ったけど、シルク・ドゥ・ソレイユは世界的企業へと変貌を遂げつつあってまさしく「別格」だと感じた。いやー、次行くコルテオも楽しみだなあ。コルテオ見たら感想書きます。
ってことで、コルテオとかZEDとか見る予定があるなら、先に呼んでおくべき一冊。見ておくと、ショーをもっともっと深い視点から見れる、、はず。

