ブックオフでようやく見つけた本を読了。
元航空幕僚長であった、田母神俊雄氏の著書。こういう本のレビューを書くと右翼とか言われそうだけど、決してそうではない。
「日本は侵略国家だったのか?」という彼の投げかけは一考に価する。
歴史を語る上で、絶対に間違えていけない一面がある。それは、歴史の解釈は、その時代の価値観で評価されるべきであると言うこと。例えば、宗教的に当時ゆるされていたことであっても、今の価値観では許されないことだって絶対にあるはずだ。だけども、それが現代の価値観で裁かれることがあっては決していけない。
従軍慰安婦の問題(そもそも従軍慰安婦すら存在してないわけだが)にしてもそうで、その当時の価値観からすれば、売春と言うのが合法だった時代もあった。今の価値観でけしからんとしても、それは同義的に反省する部分はあるかもしれないが、今の価値観で非難される覚えはない。
この本には、田母神氏の主観が書かれているわけだが、一貫して書かれているのが「日本が誇りある国家になるべき」という主張だ。これは当たり前のことである。例えば、自衛隊が国を愛してなかったらどうなるのか。国防は国の成立する最低限の条件である。日本だけだ、国のために働く軍隊に対して非難活動を平気で繰り広げる反日勢力があるのは。第一、自衛隊が憲法で規定されていない以上、軍人は日本には存在しないし、であればシビリアンコントロールもくそもない。早く憲法で自衛隊を軍として認定して、憲法の管理下でおくのが自然な日本を愛する人の発想だ。
一方で、この本の主張として日本的な部分を強調しすぎる点はボクは気になった。確かにアメリカ的な欧米の価値観と言うのは急速に日本に流入している。ボクはそれは日本人が日本人の神経で咀嚼すればいいと思う。特に今の30歳以下の世代は日本が元気だった時代を知らない。価値観は変質していくものであるから、今の政治などを主導している人に求めたいのは、日本人として日本と言う国を愛して生きていくために必要な根幹たる基礎をどう教育していくべきかと言う部分だと思う。
それにしても、河野談話はやっかいだわ。韓・中のいわれなき批判はいつかクリアすべき時代が来るだろう。当たり前のことが当たり前になる時代が来るよう、田母神氏のような人には、サヨク勢力に負けず頑張って欲しいと思う。

