b 「忍びの国」読了 (K's Weblog "Quick")

« 無料広告モデルの終焉 | メイン | 夜の開港博Y150へ »

「忍びの国」読了

前に読んだ「のぼうの城」が面白かったので2冊目ということで、買った本。


和田 竜
Amazonランキング:17567位
Amazonおすすめ度:

内容はというと、伊賀忍者の信長に対する戦いをまとめたもの。正確には信長というより、対象は三男の信雄だったりする。伊賀の十二家評定衆という寄り合いがあって、そこが部名をあげるために、わざと信雄を挑発して、伊賀に攻め込ませるという話。

伊賀=忍者という印象が強いが、そのとおり、伊賀の国は山ばかりで、特定の強い豪族を持たなかったこの国では、どこの豪族も自分を守る術を身に着けるしかなかった。その過程として忍者というものが生まれたわけで、史実上でも信長が伊賀だけは攻めるなと言い伝えたことからも分かる。(同じような国が大和の国でここは寺社などの旧勢力が強かったから)。

歴史小説の場合、単純な「歴史的な事実」というのは決まっているから結論を変えることが出来ない。だから、その過程とか人間関係とかに主軸を当てることになる。さらに今回は忍者であることから、その読みも深い。

1人の自分勝手な天才忍者とその主人をもとに物語が展開していく。一方で信雄の元でも、伊賀を恨むもの、武士として弱いものいじめはしたくないと言い張る武将もいたり、人間関係が多彩で、生き生きと描かれる。

当然、将軍としての視点といち忍者という視点はグレードがまったく違うわけで、だからこそ、この2つの視点が入り混じるところに面白さがある。確かに忍者が平気で城に忍び込んで城主と対談するなどありえない(というかそんなことできるんだったら暗殺できるはずだから)話もあるけども、それがあって、最後に伏線が一気に回収されていくというか、そこが面白かった。

伊賀は一度言ってみたいんだよなあ。そういえば、今まで言ったことないや。うむ。

« 無料広告モデルの終焉 | メイン | 夜の開港博Y150へ »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yamada.st/mt/mt-tb.cgi/530

同じ日の過去のエントリー

2008年:ダビスタDSはまってます

前に書いたように、久々に買ったDSソフトのダービースタリオンDSで遊んでます。 ... 続きを読む

2007年:2007年4月クールドラマ総括

ようやく先週で4月クールの連続ドラマが終了。 定期的じゃないけど、ドラマの感想書... 続きを読む

2006年:Excite Music Fes

今日はエキサイトのミュージックフェスに行ってきた。 インターネット上の音楽系のポ... 続きを読む

2005年:旅行の計画を

夏休みが迫ってきた。学生ではないので、夏休みというとちょっと変だが、夏が迫ってき... 続きを読む

2004年:ライブドアが近鉄買収か

最初この話を聞いたのは、朝のテレビ「特ダネ」だった。一通りニュースを見た後、会社... 続きを読む

My Twitter

About

2009年07月03日 00:59に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「無料広告モデルの終焉」です。

次の投稿は「夜の開港博Y150へ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34