ブックオフで購入し、読了。結論から言うと、読む価値なし。
いつもはブックオフでIT系の本を買うことは少ない。それはこの系統の本の場合、情報が1年前とかになると古くなってしまうと読んでも意味がないから。ただ、今回見つけたこの本は5月発行だから、新しいなぁと思って購入した。
本のタイトルにある「デジタルネイティブ」とは平成生まれに代表される生まれたときからインターネットが身近にあふれ、それを使うことが当たり前になっている世代のこと。ものごころついたときにはインターネットが身近にあふれ、中学校・高校などでも携帯電話で活発にコミュニケーションをとっている世代のこと。
来年あたりにこの世代が、大学を卒業して社会に出て行くにあたって、既存のノンネイティブな世代は注意しなくてはいけない。この世代の人口はどんどん伸び続け、発想の仕方そのものが違うのだから、それを理解して行く必要がある、と言う本。
このあたりの発想自体は、ボクが社会に出た数年前からもこれについては気づいていた。僕はインターネットの企業に入ったものだから、逆に出向で親会社から来ている取締役とか、上のほうの人たちよりは、自分たちのほうがインターネットについては、使いこなしているし、分かっていると言う自信は勝手に持っていた。それと、同時にボクらはインターネットに触れた時代は、まだダイアルアップだ、テレホーダイだなどと言っていた時代だが、もうインターネット=常時接続のような世代が社会に出てきたら怖いなぁと思っていた。その次代が来るというのが本の趣旨。
だが・・・本の中身はそれだけ。うーん中身がない。
結局成功している企業として、ノンデジタルネイティブの人が、デジタルネイティブの人をうまく取り込めた例を紹介するばかり。MIXIとかモバゲーとか、youtubeとかニコニコ動画とか、誰もが知っている企業の成功した秘訣はこれだ、とか書かれても、真新しさがない。
「携帯がこれから動画だ」ということは、BeeTVの発足からいっても、業界にいたら分かっていることだが、同時にそれがインフラ面に比べて、収益化しにくいという部分も常識的にわかることだからなあ。。。
んでもって、結論が「デジタルネイティブ」の時代にはこれからコミュニケーションが重要になってきて、ビジネスとして成功するためにはあらゆる物事に通じている必要がある。そして、その中でも手段として携帯は重要だ、と説く。
・・・唖然。当たり前すぎてびっくり。
こういう本を書くんだったら、既にデジタルネイティブな人が発想して商業化してきたツールであるとか、そういうのを紹介してくれよと。例えば、学校裏サイトの話とか、プロフと呼ばれるコミュニケーションツールの存在であるとか、明らかに今の大人が発想できないことが、現場で起きているとかそういう例を紹介して欲しかったんだけどね・・・。
あまり本を酷評することはないんだけど、これはひどかった。こういうことを言って、コンサルがノンデジタルネイティブの人からお金をもらっているとしたら、ボロイ商売と思う。やれやれでした。

