ヤンキースの松井がやってくれた。
ヤンキースが2000年以来9年ぶりの世界一を達成。そしてそのワールドシリーズで、13打数8安打3本塁打8打点という正式でシリーズMVPに輝いたのだ。日本人でもワールドシリーズMVPを獲得した選手は多いが、ここまで主軸で活躍したのは彼だけではないか。
個人的には同じ愛知出身というのもあり、イチローのほうが好きではあるが、成績だけ見れば松井とて決してイチローに劣ることはない、むしろ上回っているともいえる。プレッシャーの多いニューヨークのチーム、そして名門であるがゆえの放出・獲得劇が多い中で、入団以来ピンストライプのユニフォームを着ていられているというのが何よりも凄い。
野球の面白いのは、金をかければ必ずしも強いということではないということ。レギュラーシーズンでいかに活躍しようとも、短期決戦で勝てなくてはいけない。そういう意味で、ヤンキースは1998年?2000の3連覇以来、低迷に陥っていた。Aロッドはじめとして、サッカーのレアル・マドリーのごとく有望選手を集めるものの、プレーオフで勝てない。去年に関しては、プレーオフ出場すら逃したというのが、名門の低迷ぶりを表している。
しかし、そんな中で彼はベストをし尽くしてきた。新スタジアムでの開幕となった今年はチームが全快、レギュラーシーズンのような戦いをプレーオフでも見せた結果、勝利を勝ち取った。個人的には短期気仙に弱いレッテルを張られていたAロッドが本来の力を出せたのが大きいと思うが、インパクトからすると今年は松井以外にない。チャンピオンを引き寄せた試合で6打点、これは運だけでできることではない。
今年の松井の出場はDHに限定されていた。しかし、よくよく考えると日本の選手がDH=打撃専門というポジションで出場し続けているということが驚異的だと思わないか。本人は左翼での出場にこだわっていて、去就をはじめとして左翼で出られることを優先するのも仕方ないとは思うが、ヒザの調子を考えると個人的にはDHでも良いとは思うんだけどね・・・。
まぁともあれ、本当に凄いと思った。日本でも大きなニュースになったが、やはり最近はスポーツ全般に関する関心が薄れていることもあり、あまり大きく扱われなかったというのが残念だと思った。海外で遠いとはいえ、同じ日本人が最高の栄誉を勝ち取ったというのであれば、もっともっと評価してあげるべきだと思う。
しかし松井も35歳か・・・。野球選手としてやれるのはいつまでなのかな。移籍が多い大リーグとは言え、イチローもそうだけど同じチームで全うする選手であって欲しいというのが個人的な願い。松井にはピンストライプが良く似合う。