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久々にプロレスの本を読む

2日連続のレビュー。

こちらはプロレスの本。会社の先輩から、面白いよ、と言われて読んだ本。本当は新婚旅行前にもらったんだけど、ちょっと読み出したら止まらなくなりそうだったので、読むのをやめた経緯がある。

新婚旅行から帰ってきて、本を借りたことすら忘れていて(アホ)、ふと見つけて読んだというわけ。あ、だからといって1日で読める本じゃないけど、一気に読みきりたい本であることは事実。

金沢 克彦
宝島社
発売日:2009-07-17

サブタイトルに、「猪木と新日本プロレスの10年戦争」と書いてある通り、話の内容は新日本プロレスがメイン。

筆者は、元週刊ゴングの編集長でプロレスラーとも公私にわたって付き合いのある、所謂業界を最前線で歩いてきた人である、そして、そんな人がプロレス10年間を語りつくすというつくりになっている。

内容から言うと、いろいろな本を読んでもプロレスラーの本音であるとか、人間関係とか表に出てくることが少ないので、この本は貴重であった。正直、ボクがプロレスを見出したのは2003年の社会人になってからだから、それ以前のことはほとんど知らない上に、今でもボクはノア=全日系のプロレスが好きというのもあるので、新日について、ここまで語ってくれたのは、別の意味からのプロレスの視点を追加してくれた気がする。

1999年の橋本と小川の一戦や、永田や藤田のPRIDEなどの格闘技マットへの参戦などの話や、親日内部でも、マッチメイカーが長州力であったり猪木であったり変わっていったという。そこに選手の人間関係なども入り乱れてくるわけで、それをまとめた文章力は凄いとしか言いようがない。

よくよく考えれば、昔・・・といっても10年前はドーム大会などを新日本が開催して、満員になっていた時代だ。プロレスラーの挙動などもスポーツ誌やスポーツ新聞の紙面を飾っていた時代だ。だから、こういう内部の話に面白みがある。しかし、格闘技ブームというのが到来して、プロレスの価値がどんどん下がっていってしまった。その理由の1つに、猪木の提唱した新日選手をどんどん格闘技のマットに上げていった部分にあるのは言うまでもない。だって、当時のマッチメイカー長州や坂口社長はその路線に反対だったから。しかし、猪木はそれを押し切って格闘技路線に舵を切った。

その結果、、、永田さんがあっという間に負けたというのは準備不足というのも言うまでもないが、結果としてミルコがプロレスハンターという称号を得たように、格闘技が盛り上がれば盛り上がるほど、プロレスの価値が落ちるという悪循環に陥ってしまった。そんな中で新日はもがきつづけ、今がある。一方で、ノア=全日本はプロレス路線を継続し続けた上に、今は新日<ノアと思っている人も多いんじゃないか。猪木の判断は、決してプロレスラーのためにはならなかったんじゃないか。

しかし、猪木が舵を切らなかったからといっても、自主的に格闘技に飛び出した藤田のような選手もいるわけで(結果として猪木預かりにはなったが)、猪木がいずとも、この路線に誰かプロレスラーが飛び出していくことは必然だったような気もする。

そして、猪木は今は新日本を飛び出して、IGFという団体を設立して、正直わけのわからない大会を開催しているようだ。一方で、新日本も新たにプロレスの魅力を築きあげつつあるようだ。観客も伸びつつあろいうというし、特に三沢さん亡き今プロレスは、一致団結して盛り上げていかなくてはいけない。格闘技と違う魅力ももっともっと見せ付けてもらいたい。

この本を読んで、ボクはプロレスがもっと好きになれた。そして、1度しか見たことがない新日本も一度見に行きたいと思った。筆者からは言葉の端々にプ新日本プロレスへの愛情が感じられる。そこまで愛情を持てた新日本プロレスの今を感じてみたいと思った。

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2009年11月14日 03:21に投稿されたエントリーのページです。

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