奇跡のリンゴというNHKのプロフェッショナルでも放送されて話題になった、青森県の農家の木村さんの無農薬リンゴの話だ。
本を読んで分かったのが、リンゴというのがどれだけ昔から生産されていて、さらに今のリンゴというのがいかに品種改良で生まれてきたかと言うこと。
昔のリンゴは今よりもっと小さくて、色も赤くない。今のリンゴは現代人にあわせて改良されてきたもので、その大きさと味ゆえに、農薬なしでは育たないものになってしまっているそうな。だから農薬がないと、木自体に生きる力がないから枯れてしまう。
そんな状況の中で、この木村さんは無農薬でのリンゴの栽培に成功した、その成功談と言えば話は早いかもしれないが、農業というのはひどいもので1年に1度しか実がならない。だから自分の試した方法が間違っていたら、次のチャンスは1年待たなくてはいけないと言う、時間がかかる作業になってしまう。凄いと思うのは、それを成功することのみならず、通常であればその成功例をマネすれば他の人でも出来そうであるが、無農薬のリンゴはこの木村さんのリンゴ林でしか今も取れないということ。現代のテクノロジーを駆使しても、すぐに成功の秘訣が分からないと言うのが凄い。
長い間、生活も困窮する中で意地で成し遂げた無農薬リンゴ栽培。為せば成るというか、真実の感動ストーリーだった。
本を読んで、そういえば去年のゴールデンウィークに、青森県の岩木山に登ったのを思い出した。そして、確かに岩木山のふもとにリンゴ林がたくさんあったのも思い出した。この中に、木村さんの畑もあったのかぁと。
著者によると、本当にこの無農薬の木村さんのリンゴは美味しいらしい。都内じゃ簡単に手に入らないらしいけども、どこかのタイミングで食べてみたいと思う。いつか、食べられる日を楽しみに待ちたい。
