今日は日本武道館で、吉田秀彦の引退興行を見てきた。
興行自体は行きたいなーとおぼろげながら思っていたけども、ヤフオクでもまったくチケットがあまってないらしく、あきらめていたら、サークルの先輩が「誰が行ってくれる人募集」とMIXI日記で書いていたので、応募したら当たってしまった(笑)
とはいえ、試合開始は16時。待ち合わせを30分前にしたので、本当は14時からサッカーのグランパスvsセレッソをネットカフェで見たかったけど、前半のみで切り上げて、武道館へ向かった。
吉田秀彦といえば、柔道家としては言うまでもないが、格闘家としても日本の格闘技をメジャーに押し上げた功労者であることは間違いない。特にボクのようなPRIDEに熱狂していたファンとしては、桜庭和志と双璧を為す功労者だろう。
PRIDEが消滅、終戦地として選んだはずの戦極(現SRC)とも仲違いをしてしまったのが残念でならないが、最後の最後は自主興行「ASTRA」での引退。結論から言うと、最後の戦いを見れて良かった、いい大会だった。
オープニングマッチで3試合行ったあとに、村上ショージのサプライズ登場で幕を開けた興行は、最初はあまり客も入っていなったけど、最後にはかなりの人が入っていたように思う。

中村大介vs天突頑丈 posted by (C)こうへい
試合は全部で8試合行われたんだけど、一番玄人受けの試合が、このUWF継承者中村大介と、修斗の王者天突頑丈の試合。お互い持ち味を出した試合で、立ち技あり、値技ありの攻防戦で、お互いの株を上げたんじゃないかと思う。こういうお互いのバックボーンを出し合っての試合はいいね。
長南は、先月のDREAMからの緊急参戦。買って当たり前の試合のはずが、ラッキーパンチ一発に沈んだ。うーん。。。残念すぎる。

世界最強の男、ヒョードル来た posted by (C)こうへい
サプライズゲストでヒョードルが登場。うおー、世界最強の男だ。日本で試合をしたいと言ってくれるのはいいけど、今の日本でヒョードルの相手になれる選手がいない・・・それが残念だ。

エンセン井上の腕ひしぎ十字固め posted by (C)こうへい
第6試合のエンセン井上の試合は一番盛り上がった。8年ぶりの現役復帰で、絶対に負けるかと思ったんだけど、まさかの1Rの一本勝ち。
いい写真が撮れた(笑)。腕ひしぎの逆十字は、総合格闘技の試合ではよく見るんだけど、今回は、腕ひしぎ十字固め。これだけ綺麗に決まるってのはやっぱり、しっかり練習してきたから。これはお見事というほか内。
セミファイナルは、吉田の弟子「小見川」の試合。まったく見所のない試合。
吉田道場の子供たちがたくさん見に来ていて、会場は「小見川先生ガンバレ」という子供の声援。これは相手試合やりにくい。子供が「ころせー」ってかわいい声で叫んだときには会場からも笑いが洩れてました(笑)
さて、そして最後のメインイベント。中村和裕vs吉田秀彦。

吉田引退試合の相手は中村カズ posted by (C)こうへい
吉田が最後の相手に選んだのは中村カズ。吉田の総合格闘技といえば、J-ROCK社長の国保さんとこの中村和裕抜きには語れない。VTRでは最後の試合がカズだったのは必然、とあった。本音のところではもっと強敵が相手であってほしかったけど、ファンとしてはこの戦いがよかったのかもしれない。
吉田秀彦の入場にはこの会場一番の声援と拍手が。そうだよ、みんなお前の引退試合を、最後の雄姿を見に来たんだ。
国歌斉唱では「ASKA様(会場でこう呼ばれてたw)」が君が代を披露。ちなみにリングMCはつんくだった。

あれ、美しすぎる市議が武道館に posted by (C)こうへい
どうやらJ-ROCKと提携しているらしい、八戸の藤川市議も来場して、2人に花束を。
そして試合開始。
はっきり言うと、試合としては凡戦だった。正直レベルは高くない。吉田の全盛期を見ているボクとしては、満身創痍の吉田の炎が消えかけているというのがはっきり分かる試合。
実力では劣るはずの中村カズに終始攻め込まれて、1本負けは何とか免れたと言うレベルの試合だったと思う。8年間の格闘技生活の中で、持てるものはすべて出し切って、最後の最後なんとか引退試合のリングに立てた、というレベルだった。

吉田秀彦引退試合称えあう両者 posted by (C)こうへい
ただ、それで不満足かと言うとそうでもなく、冒頭に書いたように日本格闘界の功労者、彼の歩いた道をすべて体現してくれた試合だった。
柔道家はもちろんのこと、投げや寝技には強いがパンチやキックには当然素人である。だから、吉田が総合格闘技転向で成功しなければ、それ以後の柔道家の格闘技転身はなかったはずだ。そんな吉田が、明らかにパンチのプロである王者シウバと殴りあった映像は脳裏にずっと焼きついている。(事実、ボクシング界からは成功者が出ていないので、総合格闘技に転身する人はほとんどいない)
齢40歳、すべてやり切った格闘家だったと思う。

吉田に花束を渡す両親 posted by (C)こうへい
試合後の引退セレモニーではゆかりの選手が続々登場。桜庭・藤田・ミノワマン等々の今でもトップで戦い続ける選手がリング上に。会場にも五味・宇野らの選手も見えたし、何より盟友古賀稔彦がいたのが感慨深い。
リングでサプライズで両親から花束を渡されたシーンでは、ボク自身も涙目になってしまった。吉田選手は最後の挨拶で「泣かないと思ってたんですけど、両親を見たら涙が止まらなくなった」と言っていたけど、いやいや試合前から泣いてたよ、あなたは。
最後は、入場口で吉田道場の子供たちを横に従えて最後の挨拶。「柔道家に戻る」とのこと。もともと吉田道場自体も、柔道を教える道場であるし、柔道の裾野を広げることに彼が貢献してきたのは間違いない。今度は総合格闘家も育てつつ、柔道家も育てる指導者になるんだろう。

吉田秀彦お疲れ様でした posted by (C)こうへい
2つの道で頂点(総合格闘技では頂点ではないかもしれないが)を極めやりきった。本当にお疲れ様としか言いようがない。いい引退試合&セレモニーだった。行ってよかった。
誘ってくださったH先輩とは試合中ずっとマシンガントークで失礼しました・・・・解説魔なので(苦笑)。本当に今日と言う試合に行けて良かった。
なんか元気もらえた気もする。明日以降も頑張りまーす。







