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本・漫画 アーカイブ

2004年05月20日

漫画を読む

はっきり言うと、僕は漫画が好きだ。昔コロコロコミックや週刊少年ジャンプを読んで以来、常に漫画を読み続けてきた。特に大学生になってからはコンビニが家のほぼ真下にあったこともあって、ほとんどの漫画を読んできた。もちろん、ほとんどと言っても好きな漫画だけに限られるのだが。まぁでも連載開始から読んでいたりする漫画もあって非常に面白い。「もう漫画なんか読まないよ」と言う人もたくさんいると思うが、やっぱり漫画はいい、そう思う。

ということで今読んでいる漫画を覚えているだけ箇条書きにしてみると、

■週刊少年ジャンプ
「アイシールド21」
「デスノート」
「Hunter×Hunter」

■週刊少年マガジン
「はじめの一歩」
「勝負師伝説 哲也」
「探偵学園Q」
「Stay Gold」※新連載

■月刊少年マガジン
「新・鉄拳チンミ」
「capeta」

■月刊少年ジャンプ
「冒険王ビィト」

■週刊モーニング
「ジパング」
「バガボンド」
「取締役 島耕作」
「カバチタレ」

■隔週イブニング
「ヤング島耕作」
「ミスター味っ子II」

■ビッグコミックスピリッツ
「20世紀少年」
「東京エイティーズ」

■ビッグコミックオリジナル
「黄昏流星群」
「PLUTO」

■ビッグコミック
「太陽の黙示録」

ぐらいかなぁ。
まだあったような気がするけど、タイトルを覚えているのだけでこれぐらい。おそらく普通の人よりは多いほうだと思う。コレを見てると自分の趣味がわかって怖い(笑)

まだまだマンガ読めるだけ僕にも余裕があるって事か。暇あったら漫画のレビュー等も書けたらと思います。

2004年05月26日

課長島耕作+マガジン

コンビニなどで見かけた人も多いともいますが、5月10日より「課長島耕作+マガジン」なるものが発売されております。

自称、弘兼憲史マニア(笑)としてこれは読まないと!って思って見てみた。なんと「課長島耕作」「加治隆介の議」「ハロー張りネズミ」の3つのマンガが読める、、とか書いてあったけど、全部単行本で持ってた。。意味ないじゃん。

・島耕作は何で面白いのが分からないのが面白かった。今会社に入ってみて思い返してみて別の面白さが出てきた気がする。今は取締役になってスケール感も出てきたし。

・加治隆介の議は政治マンガという類のないジャンルの漫画。政治なんか嫌い!っていう人に是非とも読んでもらいたい本ですね。

・ハロー張りネズミは長編、短編等入り混じった探偵が主人公の漫画。見たい人は見て損はないと思います。

月2回発行らしいけど、読んでない人にはお得かも。オススメです。

2004年06月15日

「DEATH NOTE」オススメです

最近僕がはまっている漫画に週刊少年ジャンプに連載している「DEATH NOTE」というのがあります。毎週読んでいる漫画の中の1つです。

もともと小畑先生の漫画は「ヒカルの碁」から大好きだったんですが、テイストを変えた今作は前作のホンワカ系とは全く違った怖さ、面白さがあります。言葉で言うと難しいのですが、悪なのに応援したくなる天才少年「夜神月(ライト)」という存在がある。これに正義のL(エル)が挑んでいく様が見もの。正義対悪なのに、悪よりに敢えて書くところがジャンプらしいテイスト。内容についてはこちらが的確に言いるのでご覧あれ。

それにしても、最初は短期連載かな、と思ってすぐ終わると思って見ていたけど、いろいろな要素が入り組んできて奥深くなってきた。よほど頭のいい人が原作(大場つぐみ先生)なんだろうなぁと思う。

しかし、クドイほど引っ張り最後は面白くなくなるようなジャンプによくあるミスはして欲しくない。然るべき所でしっかりと幕を引いて欲しい。いつどこでライトがミスを犯すか楽しみです。完璧な人間ほど、やはり幕切れもきっちりしているものだと思うから。

このエントリーを見た方、週刊少年ジャンプを手に取ったら是非とも一度目を通していただければ。おそらく単行本を買いたくなりますよ(笑)。オススメです。

2004年07月28日

漫画「ジパング」

久しく書いていなかった漫画の話を。

前に弘兼マニアということは書きましたが、それと同じぐらい「かわぐちかいじ」という作者が好きです。「沈黙の艦隊」という名作があるので、名前ぐらい聞いたことのある人はいるんじゃないかと。今回はその中で週刊モーニング連載中の「ジパング」という漫画について描きます。

「沈黙の艦隊」が現代から未来にかけた漫画なのに対して、「ジパング」は現代の自衛艦が過去(太平洋戦争)にタイムスリップしたという話。もちろん、現代の船が過去に行くわけなので、現代の最新機器(レーダーなど)が使える。つまり“最強”というわけです。でも、もちろん現代日本は戦争国家ではないわけで、専守防衛を主とする自衛官がどう戦っていくかという部分に葛藤がある。また「(日本が完全降伏したという)歴史に介入していいのか」「でも戦わずには生き残っていけない」という矛盾を内包したまま展開していくストーリーは秀逸もの。アニメ化も決定したということで大期待です、マヂで。

余談ですが、過去の話なので、山本五十六・石原莞爾・東条英機・米内光正など有名どころも実名で登場。この時代の人が「未来の船」を見てどう感じ、どう行動を起こしていくのか、という部分も見所の一つです。

単なる戦争漫画と思って見ることなかれ。オススメです。

2004年08月06日

金田一少年の事件簿が復活!

今週発売の少年マガジンから「金田一少年の事件簿」が復活しました!って復活したと言っても期間限定なんですが。。

金田一は中学校2年ぐらいの「飛騨からくり屋敷殺人事件」から読んでました。連載中は金田一のところだけ、マガジンから切り抜いて、クイズの出題の前にまとめて何度も何度も読んで犯人探しとトリックを暴いてました。友達と競ってたので、かなり高勝率でした。トリックはほぼ毎回暴いてましたし、犯人を待ち型のが2回ほど。あとはほぼ正解。でも、あの少ない正答者数で当ててたのに結局何も賞品もらえなかったなぁ・・・。

2回ほどドラマ化(1回目:堂本剛&ともさかりえ、2回目:松本潤&鈴木杏)しましたが、原作がやっぱり1番いいですね。絵がきれいだし、シナリオが練られてる。実は原作の「天樹征丸」ってMMRのリーダーで有名なキバヤシさんと同一人物って知ってました?(笑)

ともあれ短期復活とはいえ、かなりうれしいです。「探偵学園Q」も好きなんだけど、やっぱり金田一が一番。名探偵コナンは金田一の後発だったことを考えると、やっぱり推理漫画というジャンルを切り開いた金田一の功績は大きいですよ。

そういえば週刊ヤングジャンプの「翼vs岬」の対決も良かった。最近は漫画もリバイバルブームなのかな・・・。どうなんでしょう。

2004年12月23日

ジョジョ立ち

久々の漫画ネタ。

先週金曜日の話ですが、23時半ぐらいに山手線に乗って帰社。「はなきん」なせいか電車がむちゃくちゃ混んでいた。朝の通勤ラッシュよりひどいぐらい。次の列車待てよ、乗客って突っ込みたくなるぐらい。

そこで、押し込まれて車両の中で変な体勢でみんな苦しんでいた。そこで右側にいた女子高生2人組と思しき女性がこんな一言を言った。
「私たち、今ジョジョ立ちしてるよね」
「そうだよね、まさしくジョジョ立ちだよね」

「ジョジョ立ち」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

ジョジョ立ちとは漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦ワールドそのもの。詳細はこちらを。まぁつまり変な格好で立ってるって言うことです・笑

ジョジョを知ってる人もそんなにいないのに女子高生の口からこの言葉が出てきたことに感動を覚えてしまった僕でした。

みんなもジョジョ読もうよ。

P.S.先ほどまでZ先輩の家で鍋してました。まぁでもみんな出来上がってから言ったのと、途中寝たときに毛布がなかったので寒々しい。風邪引かないようにとにかく寝ます。

2005年02月18日

ドラゴンボールGTのDVDボックス

会社の帰り、山手線にいつもどおり乗り換えた。すると、電車の中にドラゴンボールの宣伝が。「オッス!オラも悟空!!」という台詞とともに「ドラゴンボールGTのDVDBOX」の完全予約生産のお知らせだった。

050218_dbgt.gif
ドラゴンボールGT DVDBOX

ドラゴンボールGTってアニメオリジナルなので、知らない人がいるかもしれない。っていうか僕も途中まで見てたけど続かなくなってやめてしまった。悟空が小さくなって・・って言うアニメ。漫画にはなっていないので、知るためにはDVDを買うしかない、と言う構図。さすがと言うかなんと言うか。

値段は定価が52500円、アマゾンなら42000円か。全64話と言うことを考えたら一話700円ぐらいだけど、まあこんなもんだろう。おそらく昔からのドラゴンボールファンが「大人買い」して買っていくんだろうなあと思う。僕も見たいけど、時間がないので却下かなぁ。。。

完全予約販売ならリスクもないしな、と商売っ気を出してみた。これからもこういう限定販売とか増えていくんだろうなあ。ユーザーにとっても会社にとってもリスクがないだけこういうのがいいかもしれない。

2006年05月17日

「Death Note」がついに終了

ついに終わってしまったよ。「DEATH NOTE」

実はこのブログにも初期にオススメ って書いたり、映画化の話を 書いたりしてたわけですが、そんな同漫画もついに最終回を迎えてしまった。結局、全部で12巻というから、ヒット作にしては少ないほうだと思う。でも、逆 を言うと、このクオリティで20巻も30巻も続けられなかったのは事実。映画が2回に分けて公開されるように、2部構成になっていて非常にわかりやすいの で、物語としては秀逸。

ボクは世にも奇妙な物語とかもそうなんだけど、こういう摩訶不思議系の物が好きだ。現実にはありえないんだけど、現実を舞台にしている。演劇もこういう系を見ることを多い。これ系の漫画であればアウターゾーンも好きだったなー。あんまり書くと映画を楽しみにしてた人もいるだろうし、漫画をまとめ読みするつもりだった人のネタばれになるので、詳細は話はカット。ボクが言いたかったのは、連載が終わって残念、ということだけ。

でも、まだ映画版があるので、楽しみは終わらない。原作とほぼ同じだったらゲンナリだけど、映画版こそのアレンジを期待したいなあ。ちなみにYoutubeというかの有名な動画サイトで映画版のDeath_Noteの予告編が見れる。是非こちらから、音だし注意で。マジで楽しみ。

それと、小幡先生もDeath Noteが終わったということで、次回はヒカルの碁を再開してほしいなあ。ヒカルの碁も漫画としては秀逸なのです、是非是非、次はこちらに。って無理か・・・。あくまで願望ということで(笑)

2006年08月26日

冥王ハーデス、アテナに敗北

タイトルは聖闘士星矢を知ってる人にしかわからんだろ(笑)

太陽系の9番目の惑星とされてきた「冥王星」が、太陽系の惑星から降格となったらしい。これにより、太陽系の惑星は8個(水金地火木土天海)になり、1930年に書き換えられた太陽系惑星図が76年ぶりに書き換われることになったとか。

前にニュースで太陽系の惑星が12個になる、つまり3つ増えるかもというニュースがあったのだけど、どんでん返しで逆に1つ減るという結果になったところが面白い。

規定によると、
(1)太陽の周りを回り
(2)自己の重力で球形となった天体で
(3)軌道上で他の天体(衛星を除く)がないこと
が惑星の条件らしいが、冥王星は3つ目を満たしていない、とか。

昔習ったところでも、冥王星は軌道が楕円で特殊だ、という教えてもらった記憶があるが、特殊なんじゃなくて、もともと間違いだったというのが正解だったというわけだ。というのも、冥王星を発見したのがアメリカ人で、惑星の中でアメリカ人が発見したのがこの冥王星だけだった、というのが事実としてあり(国ができたのが遅いので当たり前ともいえるが)、政治力で無理やり昔加えられたのが過去の歴史だ。もちろん、この降格で、アメリカ人の発見した惑星がなくなるわけで、アメリカとしては苦虫を噛み潰すしかないというところだ。でも(3)を満たしてない以上は止むを得ない。

まさしく「冥王ハーデスがアテナに敗北した」というわけで。かの車田正美はこのことを予言していたということか。いやいや、そんなわけないけど(笑)

2006年11月14日

本の紹介2冊

2冊ほど本を読んだので軽く紹介を。

まず1冊目は井沢元彦著:「英傑の日本史 信長・秀吉・家康編」





井沢 元彦 / 角川学芸出版

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ボクの大好きな井沢元彦著の新刊。「逆説の日本史」シリーズは今は江戸時代まで入っているんだけど、この「英傑の日本史」シリーズは逆説ではカバーできないような特定分野をピックアップするシリーズで、過去「源平争乱」「幕末・新撰組」の2冊が出ている。

特にいつ本が出るのか確かめることはないんだけど、井沢元彦の本を見ると毎回買ってしまうボク。今回は戦国時代ということで、井沢元彦の真骨頂とも言える分野。

信長・秀吉・家康の共通点は3人とも愛知県出身である、こと。自分が愛知出身だからあえて言わせてもらうと、これは誇るべきことだと思う。でも、逆を言うと3人とも「愛知を捨てた」から今があるわけで、それはそれで悲しむべきことだと思ったりね。

ボクは昔から日本史が大好きなんだけど、逆説シリーズにあって、日本史の味わい方を知った。 「戦国時代、すべての戦国大名が天下統一を目指していたのは誤り」というのは昔受けてきた教育からは習わなかった。信長のことを「宗教弾圧したひどい奴」と未だに信じる人が多いって言うのはかなり悲しいこと。ボクは信長が大好きだから、その天才っぷりには本を読むたびに感動する。

この信長・秀吉・家康編は番外編という作りだけど、十分楽しめる一冊。3人を比べると、この3人が登場したことは日本にとって大きなことだった実感する。戦国時代好きには是非とも読んで欲しい一冊。
で、もう1冊は北尾トロ著の「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」と言う本。 この本は、裁判傍聴を通して筆者が語る実小説である。





北尾 トロ / 文藝春秋

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どうも日本人は裁判というのは自分に関係のない遠いもの、と捉えている節がある。海外が訴訟大国なのに比べ、日本は訴訟が少ない。それにも大きな理由があって、判決の出るのがあまりに遅いという現実がある。司法試験制度を改革して司法試験合格者を増やそうとしている"時代の要請"にも納得できる。

訴えても結果が出るまで数年かかるのでは遅すぎる。これには絶対的に裁判官の数が不足しているのが原因。優秀な裁判官の才能の1つは「いかに絶妙なタイミングで和解を持ち出すかだ」と聞いたことがある。つまり何度も争うと裁判自体に時間がかかってしまうし、判決までもつれると判決文を書くのに時間がかかってしまうので、手っ取り早く和解に持ち込みたいらしい。これじゃ、正当な裁判が行われているかというと、かなり疑問がある。

だからこそ、2009年までに裁判員制度というのが導入されることが決まっている。一般の国民が裁判官として審理に参加する制度だ。





/ ジェネオン エンタテインメント(2000/10/25)

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裁判員制度については、三谷幸喜の傑作「12人の優しい日本人」は見ておくといい。最初は面倒で早く終わりたい、と言っていた陪審員たちが、いろいろ話すうちに裁判の重要性に気づいて、真剣に議論していく内容である。

確かに自分が裁判員として選ばれたら時間も割かれるし、大変だと思う。でも、この裁判員制度が一般化していけば、日本人にとって裁判というのも身近になるし、裁判の迅速化も図られるだろう。現状のままの裁判制度では先進国から遅れるとの危機感から導入の決まったらウルトラCである。国民として今ここで暮らしている以上、国を支える仕組みについて理解するのは絶対に必要だ。

この「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」は、現状の裁判制度のもとで、まったく見知らぬ人の裁判に言っていろいろ想像して楽しむ人の姿が書かれているわけだが、不謹慎とは思わない。新聞で報道されるだけが事件じゃない。事件は各地で起こっていてそれを知るのは国民の権利である。裁判は遠いもの、ではなく身近なものとなって欲しいと思う。この本を読むと少しは裁判が理解できるかもしれない。

まぁそんなで2冊本を読んだ。最近本がたまってるんだよな・・・それで本屋を見ると違う本がなっちゃう。うー早く読み進めて行こう。頑張ろう。

2007年01月24日

「お父さんはやってない」読了

本屋で思わず買ってしまった本。





矢田部 孝司+あつ子 / 太田出版

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実は日曜日に、周防監督の「それでもボクはやってない」を見に行く予定なのだが、その前に読んでみたくなって買ってみた。あまりに面白くて2日で読み切ってしまった。

一言で言うと内容は「痴漢冤罪」を扱った本。起訴されたら99.9%が有罪になるという日本の司法裁判で、冤罪をかぶせられた筆者が、警察・検察の理不尽な追求などの体験談を語った実話である。

特に、この痴漢冤罪の舞台となったのが西武新宿線であり、筆者が収容されていたのが戸山警察署となれば、まるっきり縁がないわけではない。自分が大学に通っていた時に、このような事件がおきていたのだ。

そして、この本の重要な部分は「誰にでもこのような冤罪をかぶせられる可能性がある」という部分。ちょっと手があたっただけで痴漢にされる人もいるし、また被害者が嘘をつくという可能性もありうる。このような犯罪の場合、被害者(女性)の言い分がほぼ絶対だとされている。結果として、この筆者は物理的に痴漢が無理な状態にも関わらず加害者として起訴されてしまったわけだ。

途中、もう精神的にまいってしまって、「いっそのこと罪を認めて示談にしようか」 「このままなら駅のホームで飛び降りたほうがいい」というセリフが出てくる。一家がこの冤罪のせいで波乱の2年間を送ったことは事実だ。この裁判のために、多くの知人や支援者が、「いかに犯行が不可能か」という証拠ビデオを撮影するために動いてくれたかと思うと、日本の裁判制度のゆがみを感じざるを得ない。

そして、この筆者は最終的に無罪になったからいい。でも、このまま有罪になることもありえるわけだ。「やっていないのに」である。

日曜日は周防監督の映画を見に行く予定だ。非常に楽しみである。日本の裁判制度にこの本と、その映画が一石を投じて欲しいと心から思っている。

2007年05月31日

綿矢りさの本「夢を与える」読破

ブックオフで見つけて読んでみようと思った本。綿矢りさの新作「夢を与える」をようやく読み終えた。

ボクはあまり小説を読まない。読むとしてもIT系の本だったり時代小説だったりで、今回のように純粋な小説読んだのは久しぶりだ。


綿矢 りさ / 河出書房新社(2007/02/08)
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中身の詳細はかけないので、出版社から提供されているものだと、
==
チャイルドモデルから芸能界へ。幼い頃からテレビの中で生きてきた美しくすこやかな少女・夕子。ある出来事をきっかけに、彼女はブレイクするが…。成長する少女の心とからだに流れる18年の時間を描く待望の長篇小説。
==
とある。

タイトルの「夢を与える」という部分は、その芸能人として生きていくにあたって、「自分って何だろう。人に夢を与えるってみんなインタビューで応えているけど、それってどういうこと?」という主人公の気持ちに由来している。特に芸能人に限ったことではないけど、人が生きていくにあたっては、必ず誰か(家族など)の期待があり、その人の生き方(思想・行動)が誰かの生き方に影響を与えていることは間違いない。

綿矢りさは確か早稲田に在学していたころは、小説は出していないんじゃないかな?やはり当時最年少で芥川賞受賞ということで相当騒がれたし、かなりの美人でストーカーがいるという話を聞いたこともあったし、在学中を充電期間にあてて、その時に感じた世界感について、この小説で表現したかったんではなかろうかと。

ボク個人としても、少しずつ読み進めた上で次の展開が楽しみでしょうがなかったし、読む価値はあった。今回は狭い芸能界という世界の中がテーマであったけれども、もっと広い世界を舞台に次の小説を書いてもらいたいな、と。

いい小説でした。オススメ。

2007年06月07日

プロの論理力!

ブックオフで見つけて、思わず読んでしまった本。

プロの論理力!―トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術」という若干20歳代なのに、年商1億円以上をたたき出しているという凄腕弁護士が書いた本。


荒井 裕樹 / 祥伝社(2005/09)
Amazonランキング:40008位
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結論的に言うと、この本には「論理力(交渉術とかそういう部分)」の話はほとんど出てこない(苦笑)。ただ、だからこの本が全くダメということはなく、この人が本で言いたかったのはただ1点「日本では個の力が評価されにくい仕組みになっているので、それを正さなければいけない」という正義感である。

中村教授の発光ダイオードの訴訟しかり、もっと日本の個の力が評価されないといけないのに、今までは、泣き寝入りしてきた部分があったが、彼のような不可能を可能に変えることに情熱を燃やせるような、人が増えてきて欲しいと思う。

そういう情熱を感じたい人には読んで欲しい本かなぁ。すぐ読めます。

2007年08月31日

小説「クローズドノート」読んだ

もう9月末に映画が封切られる「クローズドノート」。雫井圭介と言う作家は聞いたことがなかったのだけども、この作品だけでなく、「犯人に告ぐ」と言う小説も映画化が決まっているらしい。もしかしたら一時の福井晴敏のようなブームが起きるかも!と思いつつ、竹内結子と沢尻エリカの不仲の2人が主演ということである意味話題になっていたこのクローズドノートの原作を買って読んでみた。

夜中のファミレスで一気に読んでしまった。


雫井 脩介 / 角川書店(2006/01/31)
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せっかくだから映画のあらすじを引用してみる
==
教育大に通う女子大生・香恵(沢尻エリカ)は、引越しの時に前の住人が忘れていった一冊のノートを見つける。しかし大学の授業とマンドリン部での部活動、万年筆店でのバイトと日常を過ごす内に、いつしか香恵はノートの存在を忘れていた。ある日、万年筆を買いに来た画家の石飛(伊勢谷友介)に恋をする。しかしそのことを相談しようにも、親友のハナ(サエコ)は海外留学に行ってしまって、連絡もままならない。さらにハナの恋人の鹿島(田中哲司)から告白されてしまう始末。もやもやした気持ちのまま、寂しさを紛らわすかのように、香恵は「ノート」を開いてしまう。ページをめくると、そこには生徒に囲まれた、憧れの伊吹先生(竹内結子)の写真が。そしてノートを読み進めるうちに、香恵はそこに綴られる伊吹の恋に刺激され、石飛への想いを募らせていく――。
==

あまり核心的なことを書くとネタバレになるので書けないけど、映画だけのオリジナルな展開と言うのはなさそうな感じがする。

この2人の間にある「クローズドノート」の世界と現実の世界とのどう繋がっていくのか、そのあたりの部分がこの物語の最高に面白いところなのだと思う。

一気に読んでみたくなる小説。映画も楽しみだけど、原作読んじゃったし、見に行くか行かないかは検討しまーす。

2007年10月19日

物々交換サイト「Bibuly」

GIZAZINEに面白い記事が載っていた。以前も一度見たことはあったんだけど、使わないなーと思って記憶の彼方に追いやっていたこの「Bibuly(ビブリー)」というサイトが、DVDやゲームも登録できるようになったらしい。

bibuly.jpg

正直最初サイトを見たときは特に惹かれなかったんだけど、前よりユーザー数も若干増えていて、さらに扱う品目が増えたことで結構魅力的なサイトになったんじゃないかと思う。思わず新規登録してしまいました(笑)

ちなみにボクのページはここです。

ボクは結構本を読む。このサイトに書いてある本もあるし、書いてない本もある。大体の本は2日?3日程度で読み終わってしまうから、読むペースも速いものだと思う。新刊を買うことはあまりなく、大体はブックオフでいい本を探したら買うようにしている。ブックオフなら大体、ハードカバーでも1000円前後で手に入れられる。月には大体4冊ぐらいは読んでいるとは思う。

ただ、問題になっているのは本がどんどん溜まっていくこと。「だったらブックオフに売ればいいじゃん」といわれたこともあるけど、聞くところによるとブックオフだと買い取りだと100円ぐらいが相場らしい。1000円で買った本がそこまでの安い値段で消えていくのは惜しいと思っていたので、こういう物々交換サイトでやり取りが出来るのは実に素晴らしいことだと思う。

DVDはともかくゲームもあるのね。DSでやってないゲームもあるから、ここで上手くゲームを交換できないかも模索してみようっと。BOOKLOGより登録するのが楽なのがいい。

もっとユーザーが増えてくれればなあ。

2007年10月20日

「樹林伸」ってご存知ですか?

ふと見たSPA!で樹林伸さんが新しい書籍を出したと言う記事を読んだ。

あれ?と思った。ボクは実は彼のファンなのである。

名前には馴染みがないかもしれないけど、実はこの人は元講談社の敏腕編集者。様々なペンネームをもち、ボクが今でも生涯最高の漫画と思っている「金田一少年の事件簿」を筆頭に「探偵学園Q」や、「Get Backers」「サイコメトラーEIJI」「神の雫」などのたくさんの原作を手がけている。

マガジンにいた頃は作者以上にストーリーに絡んでくることで有名(シュート・GTO等)で、知る人ぞ知る「MMR」のキバヤシ隊長のモデルはこの人なのである。よくよく考えると、この人の漫画をほとんど読んでいるし、本当に大好きだ。

絡んだ漫画などはwikipedia(亜樹直)を見ていただくとして、これだけの数の原作に絡んでいる人もこの人ぐらいしかいないのではないかと言うぐらい。本当にすごい人だと思う。

金田一では何冊もノベライズを書いていてほとんど読んでいたし、「東京ゲンジ物語(天樹征丸名義)」ももちろん読んだ。

そんな彼が本名の名義で新しい本(ビット・トレーダー:幻冬舎)を出すと言う。「ついに本名で出すのかー」と思っていたら、実は4月に「リインカーネーション」という小説を本名で出していたらしい(苦笑)。あれれ、全然ファンじゃないじゃんと言う突っ込みはおいておいて、昨日ブックオフに行ったら、「リインカーネーション」が売っていたので思わず即買いしてしまった(笑)


樹林 伸 / 光文社(2007/04/20)
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長編の恋愛小説が4つのコンパクトな本で1日でスラッと読めた。特に何てことのない普通の男と女のファンタジー(輪廻)が絡んだ小説。深く考えず読むとさらっと読めて、暖かな気持ちになれるいい本だった。秀逸。

もう1冊の本も一気に読んでみたいなー、そう思った。

2007年11月01日

想像以上の名作「陰日向に咲く」

「すごい」と各方面から絶賛され、先日映画化も決定したと言う劇団ひとりの「陰日向に咲く」を再びブックオフで購入して読んでみた。


劇団ひとり / 幻冬舎(2006/01)
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実は前に購入したんだけど、直後に置き引きにあって紛失してしまったという悲しい出来事があったんだけど、今回はちゃんと読むことが出来た。

率直な感想を言わせてもらうと「ココまで面白い小説は読んだことがないぐらいの名作」と断言したい。別にお世辞で言っているわけではないし、周りが絶賛しているから言うわけではない。騙されたと思って読んでみれば、読み終わった後にとても心温まったスッキリした気分になれるはず。

物語は全5章の構成で展開されているわけだが、驚いたのはこの5章が絶妙な間合いで繋がっていると言うこと。前の物語で出てきた男が次の物語で登場していたりするし、それが現代だけではなく過去も含めて1つの線で繋がっている。もちろん、繋がっていることがすごいわけではなく、各章の主人公にもとても人間味が溢れる劇団ひとりの独特な言い回しで用いられていて、とても感情移入しやすい。そして、章が読み終わった瞬間に「ああ、そうなるのね」とニヤニヤしてしまうのである。

読むのが早い人であれば、1日で読むことが出来るぐらいの文章なのも魅力。出来ることなら、章の内容を覚えておきながら読み進めていくのがいい。1冊の本として完結できる人間関係を想像しながら読むと、より納得して物語の素晴らしさに気づき易くなるはず。

本人が多忙だから、次の本が出るのはだいぶ先になるだろうけど、本当に才能はいろいろなところに眠っている。劇団ひとりはマルチなタレントとして好きだったんだけど、この本を読んでさらに好きになった。皆に本当に本当にオススメしたい1冊。

もっと早く読んでおけばよかった(苦笑)

2007年11月15日

「Web時代をゆく」読了


梅田 望夫 / 筑摩書房(2007/11/06)
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Web界隈では話題となっていた梅田さんの著書「ウェブ時代をゆく」を読了。相変わらずの素晴らしい出来に感服する。

梅田さんに関して言えば、プログラマーでもないのにプログラムのことを語るな、等々いろいろ言われることもあるんだけど、前作「ウェブ進化論」は掛け値なしに良作で、いわゆるWeb界に身を置く人以外にも、あの本を良さは伝わり、それがベストセラーと言う結果となった。

前々から言っているように、閉鎖的な世界で何を言おうが、業界内にしか伝わらないが、この本は一般的な人まで広まったと言うことに価値がある。これによって、今までは知られていなかったGoogleの凄さが伝わった。ネットの「向こう側」「こちら側」と定義したのは、新鮮だった。

今回の「ウェブ時代をゆく」は、続編的な作品。続編的な作品とは言うが、今回は視点が違う。このWebが圧倒的に生活の中に浸透していくに従って、ライフスタイルの点から記したと言う点で、また新たな視点を想像している。

この作品のキーワードは「学習の高速道路」と「けものみち」である。ンターネットが広まったことで、ネットを調べれば圧倒的情報量がなだれ込んできて、いわゆる昔であれば、知りえなかった情報まで僕らは手に入れることが出来る。つまり、誰もが容易に特定分野の情報の高速道路を走っていくことが出来る。ただ、情報の高速道路を一定のところまで走ると、大渋滞にぶつかる。情報の高速道路を同じように走る人が増えるからだ。その渋滞にぶつかったところで、我々はどうすればいいのか。その分野の専門性を極めるために渋滞の中に突き進むのもいいし、逆にそこで高速道路を降りて、今まで学んでいなかった新しい分野への挑戦の道なき道=けものみちを突き進むのもいい。それがこの本で主に語られていることだ。

3年ほど前、中学以来ずっと親友である友達Kと話したことがある。ボクの高校時代の友達と言うのは進学校だったから、東大や京大に半数弱が行くと言うありえないクラスだった(苦笑)。そして、そういう優秀な奴らは今外務省とか財務省のような国家公務員で日本の中枢を担っていたり、一方民間に行ってもドイツに住んでロンドンと毎週行き来している奴だっている。「あいつらは高校時代から夢を持って大学に行って夢を実現させているってすごいよなぁ」と話していたところで、Kが「でも、僕らのやっている今の仕事はその高校時点では想像もしなかった職業じゃない」と言ったことがある。ボクとKじゃ私立大に進学して、Kは当時某SE企業で音楽配信の担当をしていたし、ボクも某ISP企業で働いていた。なるほど、確かに高校時代にこんなものが職業になることは想像できないよなぁとふと納得したのを覚えている。今は2人とも転職してはいるが、今の職業だって、当時は誰も想像できない職業だ。

ボクは転職と言う決断を持って、インターネットの業界の最前線からは離れたけれども、今はある意味前の会社には存在し得なかった武器を持って、同じインターネット業界に挑戦し続けられるのは今の会社の大きな魅力だと思う。僕のいる場所は、けものみちかもしれないけれども、逆に新たな武器を持って、高速道路と行き先へいずれ合流するものだと思っている。

ただ、1点この本で気になるのは、「情報の高速道路」に乗ろうと思わない人だっていることが記載されていない。誰もが専門家になりたいわけじゃない。普通に平和に暮らして行きたい人だっているだろう。インターネットは生活に侵食してはいるが、全てを覆うものではない。インターネットの限界も敢えて記載して欲しかった。例えばスポーツをやったりすることや、観光名所に遊びに行くのもいい。体験に勝るものはない。

もちろん、これからの社会はインターネットをいかに活用できるかが将来設計にも関わってくると思う。最先端を走る必要はないと思うが、少なくとも多くの人には乗り遅れないように情報は仕入れて活用していきたい。それがボクの信じるWeb時代の生き方だと思う。

この本を読めば、自らの進む道が少しは見えてくるかもしれない。良書です。

2007年11月20日

「ジョジョの奇妙な百人一首」が発売ィィィ!

「ジョジョの奇妙な百人一首」というジョジョの名セリフを元にした百人一首が発売されるらしい。以下、産経MSNの記事。

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「ジョジョの奇妙な冒険」が百人一首にィィィ!

 「そこにシビれる!あこがれるゥ!」「貧弱!貧弱ゥ!」?。バンダイは、独特のセリフや決めポーズでファンを魅了する人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険(ジョジョ)」(集英社)を題材にした「ジョジョの奇妙な百人一首」を発売する。完全予約生産商品で予約期間は来年1月15日まで。価格は6300円。

詳報は上のリンクから

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まぁ、既にこの記事のタイトルから、この筆者がジョジョファンであることはうかがいしれるわけですが(笑)。とにかく、ジョジョを題材にした百人一首が出るとのこと。

ちなみに公式サイトもあるので、こちらも。

ジョジョファンにとっては、必見なわけですが、ジョジョの場合、好きな人と嫌いな人の差が激しい。ジョジョを好きな人4人ぐらいでやったら、この百人一首は至福の瞬間なわけだけど、嫌いな人にとっては、拷問以外の何者でもないしな(笑)。ボクはもちろん前者なわけだけど、僕の周りにジョジョファンってどのくらいいたっけ・・・。

ちなみにボクがジョジョで一番好きな場面は、3部ラストで、花京院が放つエメラルド・スプラッシュのところ。部でいうと、ジョルノの部(6部)が一番好きっす。

とにかくこの百人一首、ジョジョファンにとっては、買いィィィィ!なのであります(笑)

2008年01月19日

校長先生になろう

ブックオフで見つけた本。1月頭に買ってすぐに読みきってしまった。


藤原 和博 / 日経BP社(2007/03/21)
Amazonランキング:56476位
Amazonおすすめ度:

ひさびさにためになる本だった気がする。

著者は杉並区和田中学校の校長の藤原さんで、次々と学校改革を成し遂げている第一人者だ。元リクルートで、4年前に和田中の校長として民間から就任。先日も夜スペという、学習塾と提携したスペシャル講義を行う予定だったところ、都からクレームが入った(あとから解決)として延期になったということでも話題になった。この3月で任期が切れるが、これほどまでの人であれば、全国津々浦々から、講演などの依頼が入るだろう。今後は常駐としてではなく、アドバイザー的な視点から全国の中学校へ革命をもたらせて欲しい。

ボクが本を読んでためになったと思うのは、現在の教育のおかれている状況の部分。つまり、昔は、学校・地域・家庭という三位一体で子供の教育にあたってきた。しかし、家庭が躾をうまくできなくなった(モンスターペアレンツなど典型)のと、地域の結びつきが弱くなった結果、学校が求められる役割がこれまで以上に多くなっているという現状である。

さらに彼は、例えば1日テレビを2時間以上見ていたとすると、1年で700?800時間テレビを見たことになる。学校教育の時間が1年で同じぐらい、英数国理社の必須科目の時間は400時間ぐらいしかないから、テレビを多く見る子供からすると、テレビ>>学校教育、という時間になる。これでは学校が教えているというより、テレビが教えてくれるということになる。もちろん、テレビはためになるというよりも娯楽が多い。視聴率を考えた番組は一般的な楽しめるものが多く、これで教育になりえない。だからこそ、彼は1日のテレビの時間は30分まで、と解く。このようにして家庭の役割を増幅させていく。

さらに、放課後や土曜日などを活用して地域のボランティアを巻き込む。地域と一体化した学校作りを目指すことで、地域の負担もあげようとする。

こういうことで多少は学校の役割も減ってくる。ただ、減らすだけではなく減った部分をもっと生徒のケアに迎えるようにする。要するに先生に教育に集中できる環境を整える、これこそが校長のマネジメントというわけだ。

これも杉並区の改革がなせた業。杉並区は独自に教員システムをもっていたりして、教育改革に熱心だ。和田中は、授業時間を50分から45分にして1週間のコマ数を増やして、必須科目の充当にあてている。こういった柔軟な対応が出来るのも杉並区であればこそだ。
今の教員は弱っている。今のままだとまじめな先生ほど馬鹿を見る=熱心になりすぎると時間がさらに足らなくなる、のである。もっと教頭・校長といった管理職がそのあたりのマネジメントも出来ればいいのだが、教員上がりのそういった管理職では思い切った改革が出来ない。だからこそ、藤原校長は校長の公募制も主張する。和田中が成し遂げてきたことを考えるに、この考えに間違いはない。

正直、今の現場はもう目茶目茶である。団塊の世代が一気に退職していくことによる教員不足は深刻(ついでに言うと能力不足も大きい=権益のある学校からの先生が多数を占めて、特に教育に熱意のある教師が少なく、安定職のため無難にこなそうとする)で、1年目の先生が一番大変な小学校1年生の担任につくなどのことも多々あるらしい。学校数が減り、学校の生徒が少なくなれば、部活などの活動も停滞してしまう。うまく統廃合をして生徒が満足できる環境、教員が教育に集中できる環境を整えなくてはいけない。

よくゆとりが馬鹿にされるけど、この状態じゃ無理がない気がする。だって、先生が生徒を叱ったとする。昔の親の反応は「先生、うちの子をガンガン叱ってください」、今の親は「先生、うちの子に何をするんですか」。昔は、生徒が授業中、突然外に出て遊ぶとかなんてありえなかったしなぁ・・・。学級崩壊という言葉は、今までピンときてなかったけど、この本で書かれている一般の現場の状況と、改革の結果を見れば、もう教育現場はこれではダメでしょう。和田中の見本を例に改革を進めていかなくては。

和田中の凄かったのは1年1年と改革が進化していくこと。特に中学校なんて3年間しかないから、1年改革を遅らせば、生徒にとっては1年間(3分の1)損失になる。今すぐやる、が大事なのである。

それにしてもスラスラ読めてしまったいい良書。教育に興味がある人もない人も一度は読んで見ては?

2008年01月22日

乙一の小説「ジョジョ第4部ノベライズ」読破

いやーこのブログを書いてる今でも興奮が収まらない。

あの乙一が2000枚以上ものボツ原稿を経た上で完成させたジョジョの第4部のノベライズを読破した。


乙一, 荒木 飛呂彦 / 集英社(2007/11/26)
Amazonランキング:632位
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何を隠そう(隠してないけど)ボクはジョジョの大ファンである。ジョジョって好きな人と嫌いな人で2分化される漫画であることは間違いなく、ボクはその中で前者にあたる。よくコンビニで復刻版みたいになって出ているジョジョは確実に読んでいる。昔読んだ記憶と、今読んだ記憶をつなぎ合わせることで、より記憶が鮮明になる気がする。

そういうボクがジョジョの中で一番好きなのは5部であり、次が4部の順番だ。ジョジョファンの中には3部が一番好きな人が多いかもしれないけど、「スタンド」の能力をより高みに持っていった4部と5部のほうがボクは大好きである。

そして、この4部のノベライズが登場、そして筆者がジョジョファンとして精力を込めて書いたという乙一であるというなら、これは読まないわけにはいかない。とは言いつつ、ブックオフで何とか探して買えたという具合なんだけど(笑)

で、買って2日で読みきってしまったぐらいはまった。期待以上の出来。小説だと、漫画のように図ではないから、どのような形で展開されるかと思ったんだけど、馴染みのキャラクター(露伴先生など)の人間関係もうまく構築されていたし、読みながらジョジョの世界観をきっちり再現できていたというのがこの筆者の能力だと思う。

過去のとある因縁が現代へ向けての恨みであるとか、行動に繋がっていくというのがジョジョの4部以降の特徴でもある。あまり中身を書くとネタバレになるといけないので書けないのが、残念だけど、ただオススメということだけ伝えたい。

よく出来ています。ジョジョファンなら是非是非読んで欲しい1冊。

2008年01月29日

小説版「L」読破

先週から続く、漫画原作の小説を読んだ。Lの小説版である。


M / 集英社(2007/12/25)
Amazonランキング:440位
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実は年末年始あたりにネットで調べていると、「ジョジョ4部」と「L」の小説版が出ていることを知り、本当は欲しかったのだけど、ブックオフで出るまで我慢していた。それで先週は運良くジョジョの小説を買うことが出来てすぐ読破。そして、今回もたまたまLを見つけて、迷わず買ったという具合。

さてさて、小説の「L」。Lの小説は、西尾維新のロサンゼルスBB殺人事件は当然読んで面白かったわけだが、今回は映画版のLのラストから派生した小説。2月9日から映画版の「L」が公開されるわけだが、この小説は微妙に映画とクロスしながら、結末等は異なるそうだ。映画版のプロジェクトに参加した作家が先行的に発売するのが今回の小説となる。

でまぁ感想。デスノートファンなら読んでもいい一冊。特にデスノートが好きではないとか、Lに入れ込めてない人ならオススメしないかなぁ。

ロサンゼルスBB殺人事件では、人を操って事件を解決させたところがあるんだけど、今回の小説ではL自身が相当動く。ストーリー的には、ありきたり的なところがあるかもしれないけど、Lが最期の23日をどう過ごしたのかというところで、「はは?ん、なるほど」と思わせるぐらいの納得感があった。漫画版で明らかにならなってなかったところを、さりげなく矛盾なく設定をしていくところはさすが、かな。

映画版は公開前で当然まだ見れてないので、この小説とどう異なってくるかが見もの。先に小説を読んで後悔しないぐらいのストーリーを映画版では期待したいなぁ。

2008年02月01日

書評:有川浩「図書館戦争」


有川 浩 / メディアワークス(2006/02)
Amazonランキング:3581位
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前々から読みたいと思っていたこの本、たまたま2冊で1000円のセールに遭遇したので、今発行されている4巻中2巻を買ってきた。2006年「本の雑誌」が選ぶ2006年上期エンターテインメント1位ということで、ミーハーのボクの心は、機会があれば読みたいだったので、いやぁ読む前から楽しみだった。

物語は仮想の世界。タイトルの通り図書館を舞台にした物語で、本が自由に流通できなくなった世界で図書館を守る防衛隊と、図書館の本を強制没収しようとする良化舞台との攻防を描く。

主人公は攻撃側ではなくて、守備側なんだけど、主人公を初めとした人間関係が、際だかに描かれていて、愛着が持てる。現実的にはありえない話なんだけど、著者のタッチなどが軽快で、非常にスラスラ読める良作。

全部で4冊まで今出ているみたい。今は続編を読んでいる最中なんだけど、これを読み終わったら、その後3冊目、4冊目と次々に読んで見たいと思わせてくれる作品だと思う。

今まで読んだことないテイストの作品だった。オススメです。下に残りの3冊も置いておきまーす。

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有川 浩 / メディアワークス(2006/09/11)
Amazonランキング:42712位
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有川 浩 / メディアワークス(2007/02)
Amazonランキング:91944位
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有川 浩 / メディアワークス(2007/11)
Amazonランキング:2165位
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2008年10月08日

つなげる力


藤原 和博
Amazonランキング:4948位
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今年の頭に読んだ和田中の藤原先生の本。いや、正確には3月に校長先生としての任期が終了したので、正確には元和田中といった方が正しいか。

今回の本は「つなげる力」をテーマに書いている。和田中がいかにして変革を成し遂げて行ったという部分をつなげる力が重要だったと解く。地域本部のボランティアで来てくれる意欲ある教職志望の学生、地域のために奉仕してくれる地元の人たち。それぞれが利益を目的としていないつながったからこそできた。それもこれもこの藤原先生の人望によるものだろう。

そういえば、自分も昔入っていたサークルは「早稲田の人と情報の交差点」をサークル活動の一義に置いていた。人と人、人と情報がぶつかることで変化が起こる。実際にボクが引き合わせた人が今でも仕事で繋がっていたり、その時の人間関係が仕事上で役立ったりしている。一人で考えてダメならつながりで正解を見つければいい。単純なことなのに、実際にそれを実践できている人はどのくらいいるのだろうか。

一方で教育の内容にも踏み込む。和田中には「よのなか科」などの独自カリキュラムがある。これは学校では通常は答えのあるものを教えるの対して、ここでは正解のない問題を出す。1+1が2なのは正解だが、「死刑に賛成か反対か」と聞かれたら、賛成の人もいるし反対の人もいる。こういう問題では正解はなく「納得解」を出すことが重要だと彼は言う。自分の立場を明らかにして、みんなで話して、納得解を出す。この考える力が将来に渡って人間の成長を助けてくれる。

よのなか科のテーマには、今自分が考えても難しいようなテーマが提示される。これを中学生が考えているかと思うと怖い(笑)。でもそういうテーマに関して考えることは絶対に重要。自分も昔からあらゆる物事について、自分はどう思うか、どうすべきだと思うか、というのは考えて過ごしてきたつもりだけど、中学生に負けるわけにはいかないから、そういう意識は今以上に持っていきたいと思う。

良書でした。

2008年11月11日

天地人「直江兼続」

来年の大河ドラマということで、放送開始前に、原作をパパッと読んでみた。


火坂 雅志
Amazonランキング:8580位


火坂 雅志
Amazonランキング:15480位
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久々のNHK大河ドラマで見たいテーマが来た。

NHK大河ドラマはとにかく登場人物を性善説で書きすぎるから、歴史上対したことのない人物もすごい人に仕立て上げられてしまうし(山内一豊とかその典型)、世紀の悪人ですら、善人のように描かれる部分がどうかと思うんだよね。

そう言う意味で、今回の直江兼続という人物は、正確な歴史を出したとしても、一流だと断言できる名将。そう言う意味でボクは期待している。

とにかくこの直江兼続の生きた戦国後期は厳しい時代だった。というのも単純に織田信長が派遣を広げ、秀吉に引き継がれるころから才能があってもそれ以上の力に押さえ込まれる武将がたくさん出てきた。その典型が、上杉家であったり伊達家であったりするわけだが、特にこの上杉家は欲で繋がる戦国時代にあって、唯一例外で「義」で繋がった国であった。謙信という抜群の武将を亡くした後、この上杉家の名前を残せたのは間違いなく彼の功績であることは間違いない。

江戸城の無血開城のときもそうだけど、戦おうと思ったけど戦わなかった。後から見るとそれが正論だと分かるが当事者はそれが正しいとは必ず分かっているわけではない。関ヶ原で石田方が破れた時、上杉家はまだ天下に対して抵抗する力は残っていた。豊臣秀頼も健在だし、毛利家ももちろんある。家康は何年か経てば亡くなるはずだし、石田三成に感情的に反発していた福島正則らの武将も、いざ上杉家に弓を引けと言われたらどうなったかは分からない。そう言う中で、天下太平のために、戦をしないことを選んだ彼の決断はまさしく後世でも誇られるものに違いない。

何年か前の大河みたいに最後に自分の戦術ミスで亡くなった軍師を主人公にしたものがあったけど、ああいうものではなくてこういう"ひとかどの人物"を題材に選んで欲しい。

主人公は、妻夫木聡だし、期待しちゃうなー。来年が楽しみ。

2008年11月12日

「ガリレオの苦悩」読了

日曜日に紀伊国屋で面白い本がないか探していて手に取った本がこれ。


東野 圭吾
Amazonランキング:13位
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正直、ボクは今まで東野圭吾という作家の本を読んだことがなかったし、この本を読もうと思ったのも、ドラマおよび映画のガリレオを見たからである。今年は東野圭吾フィーバーの年であるし、ミーハーなボクとしては読んでも損はない。

ぐらいの感覚で買ったんだけど、面白かった。短編5編が収録されていて、すらすら読める。ドラマでも登場した薫がこの巻から登場する(過去を読んでないから知らないが)というのもすんなり入り込めた理由かも。

これを気にガリレオシリーズ小説で読み直してみようかな、、ドラマと同じ回もあると思うけど、本で読むとまた違った感じになるんじゃないかな。文庫の出ている過去作でもいいし、聖女の救済も同時刊行されて本屋に積んであったしなあ。

良作でした。もしドラマ・映画を見て興味を持った人は是非。

2008年12月26日

最後の授業 ぼくの命があるうちに

前々から読んでみたかった本をブックオフで見つけ、購入。


ランディ パウシュ,ジェフリー ザスロー
Amazonランキング:3693位
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余命半年と宣告された大学教授「ランディ・パウシュ氏」が死に先立つ前に大学で行われた講義「最後の授業」。全米が泣いた、ではないかもしれないが、この授業への彼のふるまい、そして死までの期間をどうしていくかというところがまとめられている。

何というか、彼がこの本でも語っているとおり、彼は死を恐れていない。逆に死の期間がわかっていることに対して感謝していることが何よりもすごい。ただ、この本にもあるとおり余命半年とあるので、彼はもうこの世にはいない(4月に永眠された)。この本は、彼が自分の人生をどう生きてきたか、そしてどう夢を実現させていくかについて書かれている。

感動した。

文字で書くと粗末かもしれないが、実際に自分がそういうのを目にしたらどうなるだろう。特に今年に関しては父がなくなった姿を間近で見ている。果たしてそういう状況になったときに自分は死が迫る現実を受け入れられるのか。わずか46歳という年齢で絶望的状況になったときにどうなるのか。この作者のように、ポジティブに受け入れて余生を過ごせるのだろうか。

ある意味この本には超越的な人生の視点が書かれている。そしてその原則は今生きている僕らにも絶対に通用するものであった。彼はそれまでの人生を精一杯生き、精一杯夢を実現させてきた。だからこそこういう心境になれる。であれば、今できる僕らのできることはいつどうなってもいいように生きること、夢を実現させること。

果たして自分がそう生きれるかは自信がないが、後悔のない人生を活きたいという強い思いは残った。もし今何気に生きているとしたらこの本を手にとって見てほしいと思う。貴重な彼の言葉に感謝したい。

なおこの最後の授業は動画でも配信されている。日本語も下に書いてあるので、余裕があったら僕も全部見てみよう。彼の生きた最期の瞬間を共有するために。。。

2009年01月13日

日本ほど格差のない国はありません!


金 美齢
Amazonランキング:233829位
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まだ読み途中なのだけど、共感できる部分が多くて先に書く。

金美齢さんの書籍「日本ほど格差のない国はありません!」。タイトルからして衝撃的なんだけど、中身は非常にボクのような思想の人間からすれば本当に真っ当なことしか言っていない。

派遣村がどうのこうのという議論は年末から年始、そして今になるまでもいろいろなブログや評論家などが言っているけども、結局のところ今の「日本人は甘えすぎる」という彼女の言っていることは非常にまとも。

日本人は戦後アメリカという国に守られて、国防というのを意識せずに経済成長のみに邁進することが出来た。「平和と水はタダ」と思っているように、世界では高コストで負担すべきものが、日本では意識されずに来ている。その結果として、人間が非常にひ弱になってしまった。その結果として、いわゆる「弱者利権」的な考えがあたかも当然かのような物言いになる。

日本は世界でも「最も良く出来た社会主義国家」と言われるぐらい格差がない。格差格差と叫ぶ某党は世界の状況は分かっているのか。アメリカにしてもイギリスにしても、いろいろな国は全て身分が固定化されている。その身分の差は絶対的で決して上の階層に行けない。下層に生まれたら、決して中層には上がれない。一方で日本では中学まで義務教育がある。それ以降も頑張って勉強すれば、いくらでも自分の身分をあげて行くことが出来る。こんな素晴らしい国は日本しか存在しないことがどうして分からないのか。

この金さんは、政治亡命をして日本に来た。死を覚悟したときもあったぐらい波乱の人生を歩んで来た人である。ボクはこの人は日本人以上に日本人の考えを持っている人だと思う。国が国のために死んで行った人に対して敬うのは当然であるし、国旗・国家を敬えない人がたくさんいる日本は異常だという。世界的に見てもこの当たり前の常識が日本では通じない人がいることを的確に言ってくれている。

外国人参政権の問題にしても、「台湾人」である彼女は不要であるという。それは国籍というのは最後のよりどころであるから。要するに日本と台湾が戦ったら彼女は台湾につくから、彼女は日本国籍は取得していないし、だからこそ国政に参加するというのはおかしいという。至極全うだと思う。

話を派遣村の件に戻すと、あれこれ格差の原因が政治にあるとかそういう論理を組み立てる人がいる。しかし、そうではない。この格差を格差というなら、他の国を見て欲しい。どこかで自分に原因があるとは思わないのか。

この本の元となった現行は1999年、本の発行は2006年だから今のような格差社会を考えて書かれた本ではないかもしれない。しかし、その時既にそういう弱者利権的な動きがあり、それに対して金さんが「甘ったれるな」と斬っているところは先見的に凄いと思う。金さん以上の経験のない人が「格差だ、差別だ」と叫んでも説得力はない。

かくいう自分も結構甘えて育った人間なので、社会の厳しさ感じてます。。。もう少し頑張らないといかんね。。家族が出来たとなると今まで見たいに向こう見ずではいられないから、、もう少し頑張って生きていきたいと思う。

2009年01月16日

やっぱり英語必要だわ。。

「村上式シンプル英語勉強法?使える英語を、本気で身につける」を読了。

良書でした。

Google前社長(この本が出たときは社長)の村上さんの書いた英語勉強法の本。

この人は30歳になるまで英語を全く出来なかった。外資系の会社に転職したのに伴って英語を勉強したという人だ。たくさんの英語に関する本はあるけども、その中でたぶん一番英語を始めるのが遅かった、そしてしっかり今もビジネス英語を使いこなせているという点で、非常に参考にしていい材料だと思う。

村上さんはもう英語は語「学」ではなく、語「力」だと言う。二台目の自転車を乗りこなすように、英語を使いこなさないといけない。「英語は必要条件である」。英語が出来ないと将来話にならなくなる。

会社でも英語を使いこなせている人はたくさんいるし、そういうのを見ているからやっぱり英語の必要性というのを大きく実感。ただ、残念ながらその時間が取れていないと言うのが情けないところ。

彼女の方は語学は堪能なので凄いと思うし、ボクもそう言うことから考えて一念発起しないといけないのかなあ。。

2009年03月21日

堀江貴文著「徹底抗戦」読むべき

先週の話になるが、会社の人から借りて、ホリエモン著の「徹底抗戦」を読んだ。結構行間が空いているので、2時間ぐらいで全部読めてしまうぐらい。


堀江貴文
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結論から言うと、堀江ファンなら読むべき。

逮捕された時は、いろいろマスコミの報道などにも影響を受けながらあ「逮捕やむなし」と思っていたけど、いろいろ本を読んでいくとそうでもないことが見て取れる。実は、ライブドア事件に関する本はほとんど読んでいる。怪しい会計士の本は読んでないけど(笑)


平松 庚三
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宮内 亮治
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大鹿 靖明
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大鹿 靖明
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ボクはこのホリエモン操作こそ国策操作だと信じている。本の中にも書いてあるが、強制捜査は金曜日夜に行うのは普通(市場の影響があるので、市場が休みである土日を入れて、沈静化を図り株主の保護を図るため)であるのに、このホリエモン事件の捜査は月曜日に行われた。この結果としてライブドア関連の株は連日のストップ安を記録し、東証の能力限界に至るという結果になったわけだ。

前に小沢氏秘書逮捕の件で国策なわけないと言ったので、ダブルスタンダードに思われるかもしれないけども、小沢事件は額が突出していたので逮捕は妥当だと思う(ついでに言うと放置しておくと承認が自殺する恐れもあった)が、このライブドア事件に関しては、隠密裏に処理すればよかったからだ。

ライブドア事件の本質は要するに、自社株を利益をしたことにどれだけの犯罪性があるかによる。キューズネット株については、要するに来期に計上するべき利益をその期につけたのが犯罪だという。しかし正直この程度のことは企業であれば経験することは良くあること(確かに犯罪であることに仕方はないかもしれないが)。だからこそ、通常通り国税庁のほうから勧告をして修正申告なりすることがあれば、ここまで大きなことにはならない。いわゆるライブドア事件で株価の急落で損失を出した被害者にすれば、原因はあの強制捜査という形態をとったことにあると思う。

さらにライブドアの犯罪と言うのと、堀江さん自身の犯罪であることはまた別の話でもある。実はヒルズ黙示録2冊と宮内氏の本を読んでいる限りは堀江氏主導で行ったように思っていたが、この本を読むと違うらしい。宮内氏主導で社長の知らぬところで香港でダミー会社を作ったスキームとかを見る限り、本人は関係ないと思うのが自然じゃないかと思う。もちろん、この本は堀江氏の意思のもとかかれたことであるから、それがまた真実と断言できるわけではないが。

余談だけど堀江氏に言わせると、平松社長も「政治力」らしい。確かに平松ライブドアになってから、ライブドアの勢いはなくなってしまったかもしれないけど、逆に言うと経済界に明るい平松氏がいなかったらライブドアはもっと窮地に陥ってしまったと思うなあ。。

それにしても、おかしいのはこの事件による東証の対応である。前々から日興コーディアルが800億の粉飾なのに逮捕者なし、上場維持なのに、ライブドアは15億の粉飾(さらにこれはない来期のお金だから架空の金ではない)で上場廃止ということは、異常だといわれていたが、実は日興コーディアルと同様のダブルスタンダードがさらに登場した。ビックカメラである。

ビックカメラ、上場維持へ

子会社との不動産取引の捜査で49億の架空の資産を作り出して、それを元にビックカメラは東証2部から1部に"格上げ"し400億の資金を調達した。えーーー。これで上場維持、と。

最近堀江氏がメディアに登場する機会も増えてきた。あの強制捜査がなければ、日本のインターネット業界ももっと活発であったはずだし、一方であのソニー買収話や宇宙事業など夢は広がっていたと思うんだけどなあ。重ね重ね、今の現状が悲しくてならない。

昨今のインターネット起業家はみんな角が立たないようにやっているようにしか見えないもんなあ。MIXIにしてもモバゲーにしても、あれだけ元気であれば、もっともっと攻めてインターネットで世界を変えるぐらいの気概があるといいと思うんだけどなあ。むー。

2009年04月07日

シルク・ドゥ・ソレイユの本


西元 まり
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たまたまブックオフで見つけた本。企業とかサービスの成功のヒミツ的な本はボクの好きなジャンルの本。シルク・ドゥ・ソレイユは実はドラリオンしか行ったことがないんだけど、さすが1人10000円近いお金を取るだけの完成度に感動した。ちょうど今コルテオが原宿でやっていて見に行く予定もあるし、ZEDが舞浜にオープンしていつかは見に行きたいと思っている。

この本を読んで驚いたのは、ショーにかける意気込みと言うか、シルク・ドゥ・ソレイユがサーカスと言う枠を超えて、総合エンターテインメントへの道を着実に歩みつつある底力を見た。基本的に、シルク・ドゥ・ソレイユのショーには2種類あって、

・常設劇場でのショー
・移動式劇場でのショー

ラスベガスで有名な「カー」とか「オー」と言ったものは常設劇場になる。常設だけに、そのショーにあわせた舞台構成が可能。うわさにしか聞いたことがないけど、特にラスベガスのは、感動を超える感動だとか。オリジナル舞台は、10年とか長期契約を結んでいるらしい。それだけ毎日毎日客を呼べるだけの完成度は凄い。例えば演劇にしても、ライオンキングとかキャッツとかの劇団四季の演劇で長期にやっているものはごくわずか。劇場の建設費で150億、ショーの製作に50億とかかける費用も段違いだったりするのもそりゃそうか・・・。

基本的に今まではラスベガスのホテルなどで常設劇場はやっていたが、昨年はマカオと東京で新劇場がオープン。当然、ショーの演目も両方ともオリジナルのものになる。東京では東京ディズニーリゾート内にオープンした「ZED」がそれ。世界でここしかないものが東京で見られるだけで感動ものというのを思わないといけない。実はトライアル公演(オープン前に行われる試用の回)のチケットがヤフオクで出ていたけど、買えばよかったかなぁと今さら後悔。このZEDも12年契約で長期で行われる。タイミングを見つけて行くぞと決心。

一方で、フジテレビと組んで行われている、サルディンバンコやドラリオンとかそういう移動式テントで行われる演目もある。これは、世界各国を移動しながら、複数の公演が行われるという具合。で、コルテオが今やっている、と。

これはこれで、世界中を回っているだけに、今やっているショーが次に日本で見られる保証はまったくない。だから、なるべく日本で見られるときには行っておくべき。つど違う演目があるって言うのも贅沢だなぁとも思う。

この移動式のショーをもって、シルク・ドゥ・ソレイユは世界各国にサーカスを超えたサーカスを伝道し続ける。まさしくワールドワイド。

本では、シルク。ドゥ・ソレイユの内部まで入り込んで取材が行われている。本部のあるケベック州がサーカスを中心とした街づくりまで行われているという。そして、シルク・ドゥ・ソレイユの徹底したスカウトと出演者になるまでの指導の徹底っぷりは凄い。日本でも、体操やバトン・トワリングなどの協会と密に連携をとって、現役を引退した後に、サーカスの道に進む人もいるそうだ。もちろん日本人のスタッフも多数いて、通訳で活躍したり、人材発掘する人もいる。「感動」を与えられる仕事って言うのも、それはそれでやりがいのある仕事だと思うなあ。

昨年、上海で見た雑技団も凄いと思ったけど、シルク・ドゥ・ソレイユは世界的企業へと変貌を遂げつつあってまさしく「別格」だと感じた。いやー、次行くコルテオも楽しみだなあ。コルテオ見たら感想書きます。

ってことで、コルテオとかZEDとか見る予定があるなら、先に呼んでおくべき一冊。見ておくと、ショーをもっともっと深い視点から見れる、、はず。

2009年04月14日

アトムの海外版はすげーぞ。

海外でのドラゴンボールも予想通りというか最悪なスタートをきったそうで。

実写版『ドラゴンボール』アメリカで最悪なスタート!ファンも批評家もかなり辛口評価!?

ボク的には「あり」だと前にブログで書いたけど、それはあくまで「ネタ」としての部分と、まるっきり原作と比較しないという限定的条件の下でのこと。普通にドラゴンドールを期待する人が見たら、途中で関を立つのもやむないかと(苦笑)。続編も脚本できているらしいけど、果たしてどうなんでしょうか。

そんな日本の漫画で、今度は9月にあの「鉄腕アトム」がハリウッドで映画化されるらしい。とはいっても、実写ではなく、アニメ化というところ。予告編がyoutubeいあがっていたのでご紹介。

いやぁこれは面白そうじゃないっすか。アメリカ名はアストロボーイ。

このアニメと言うかトイストーリーのようなタッチで繰り広げる世界観は結構いいと思う。いまさらながら思うんだけど、こういう携帯でドラゴンボールがアニメ化されたら、それはそれで結構面白そうな気がするんだよね。

余談だけど、トイストーリーは高校時代、友達に試写会チケットをもらって見にいったんだけど、その絵のタッチとストーリー展開に衝撃を受けた記憶がある。すごかったなあ。。

ともあれ、そういうタッチでアトムが公開されるらしい。何事も実写にすればいいってもんじゃないんだなぁと思った。ただそれだけです(笑)

2009年05月19日

たった1%の賃下げが99%を幸せにする


城 繁幸
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「どうして若者は3年で辞めるのか」「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」の作者の最新刊。ちゃんと本屋で買った、といってもアマゾンだけど(笑)

まぁ要するに現代の年功序列のシステムでは、今の45歳以上が余分に給料をもらっているから、若者に夢が与えられないと言うのと、正規と非正規の壁・格差が大きすぎる問題点を説く。解決策としては本の名前の通り、正社員の給料の1%を非正規に回すだけでも、それは格差解消に大きく役立つと言うわけだ。

この本の作者が何度も指摘しているのは、日本型労働市場の流動性のなさ。正社員保護に走りすぎて、そのしわ寄せが非正規に来ているのが現状の問題点。結局今の世の中で得するのは大企業の45歳以上の正社員に過ぎず、結局それ以外の人は、搾取され続ける仕組みが今の日本の労働システムであった。

だから、作者が一番に言うのは、正社員の解雇も融通が利くようにしろと言う。日本の場合、正社員で雇うと解雇がめったに出来ないから、正社員を雇うリスクが高く、非正規が増えている。であれば、「使えない45歳以上の」正社員を解雇すれば、若者が2人雇えたりすることもあることを考えればそのほうがいいのは間違いない。給料右肩上がりという神話は既に終わっているのだ。

よくテレビ番組でそういった"被害者"の代弁者として出てくる民主党や共産党の人がいるが、それは決して彼らの味方ではない。そう思っている人がいたとすれば大きな間違いであることは指摘したい。国際競争力を維持するためには、内部留保は絶対に必要だし、日本は幸い経営者と労働者が会社の将来のために一致団結する性質があるから、欧米のように経営者が労働者いじめで賃上げを認めないと言うことはないし、逆に日本の労働組合も会社を潰してまでお金を要求することはない。

であれば、必要なのは、経営側に業績も上がっていないのにベアを要求するのではなく。上記のように、"使えない"&"必要以上のお金をもらっている"正規社員を解雇なり整理できる自由を認めて、若者に希望を与えてあげるほうが格段と日本の将来に役立つ。自称代弁者の民主党や共産党の支持母体は、労働組合だったり自治労だったりするわけだから、そんな解雇など認めるわけがない。逆に言うと、彼らが組合の支持を受けている限り、被害者たる非正規の若者の未来は絶対に開けない。彼らは見方ではなく、敵である。この矛盾が痛い。派遣村の件ではないけど、主張すべきはこの労働流動性を認める以外にないのではないか。

筆者の主張にはおおむね賛成。日本はどうなってしまうんだろう。このままだと、生活保護で税金が圧迫されるのは目に見えている。やれやれ、彼の主張するような世の中にはなるんだろうか。。

2009年07月03日

「忍びの国」読了

前に読んだ「のぼうの城」が面白かったので2冊目ということで、買った本。


和田 竜
Amazonランキング:17567位
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内容はというと、伊賀忍者の信長に対する戦いをまとめたもの。正確には信長というより、対象は三男の信雄だったりする。伊賀の十二家評定衆という寄り合いがあって、そこが部名をあげるために、わざと信雄を挑発して、伊賀に攻め込ませるという話。

伊賀=忍者という印象が強いが、そのとおり、伊賀の国は山ばかりで、特定の強い豪族を持たなかったこの国では、どこの豪族も自分を守る術を身に着けるしかなかった。その過程として忍者というものが生まれたわけで、史実上でも信長が伊賀だけは攻めるなと言い伝えたことからも分かる。(同じような国が大和の国でここは寺社などの旧勢力が強かったから)。

歴史小説の場合、単純な「歴史的な事実」というのは決まっているから結論を変えることが出来ない。だから、その過程とか人間関係とかに主軸を当てることになる。さらに今回は忍者であることから、その読みも深い。

1人の自分勝手な天才忍者とその主人をもとに物語が展開していく。一方で信雄の元でも、伊賀を恨むもの、武士として弱いものいじめはしたくないと言い張る武将もいたり、人間関係が多彩で、生き生きと描かれる。

当然、将軍としての視点といち忍者という視点はグレードがまったく違うわけで、だからこそ、この2つの視点が入り混じるところに面白さがある。確かに忍者が平気で城に忍び込んで城主と対談するなどありえない(というかそんなことできるんだったら暗殺できるはずだから)話もあるけども、それがあって、最後に伏線が一気に回収されていくというか、そこが面白かった。

伊賀は一度言ってみたいんだよなあ。そういえば、今まで言ったことないや。うむ。

2009年07月15日

デジタルネイティブの時代

ブックオフで購入し、読了。結論から言うと、読む価値なし。


木下 晃伸
Amazonランキング:8801位
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いつもはブックオフでIT系の本を買うことは少ない。それはこの系統の本の場合、情報が1年前とかになると古くなってしまうと読んでも意味がないから。ただ、今回見つけたこの本は5月発行だから、新しいなぁと思って購入した。

本のタイトルにある「デジタルネイティブ」とは平成生まれに代表される生まれたときからインターネットが身近にあふれ、それを使うことが当たり前になっている世代のこと。ものごころついたときにはインターネットが身近にあふれ、中学校・高校などでも携帯電話で活発にコミュニケーションをとっている世代のこと。

来年あたりにこの世代が、大学を卒業して社会に出て行くにあたって、既存のノンネイティブな世代は注意しなくてはいけない。この世代の人口はどんどん伸び続け、発想の仕方そのものが違うのだから、それを理解して行く必要がある、と言う本。

このあたりの発想自体は、ボクが社会に出た数年前からもこれについては気づいていた。僕はインターネットの企業に入ったものだから、逆に出向で親会社から来ている取締役とか、上のほうの人たちよりは、自分たちのほうがインターネットについては、使いこなしているし、分かっていると言う自信は勝手に持っていた。それと、同時にボクらはインターネットに触れた時代は、まだダイアルアップだ、テレホーダイだなどと言っていた時代だが、もうインターネット=常時接続のような世代が社会に出てきたら怖いなぁと思っていた。その次代が来るというのが本の趣旨。

だが・・・本の中身はそれだけ。うーん中身がない。

結局成功している企業として、ノンデジタルネイティブの人が、デジタルネイティブの人をうまく取り込めた例を紹介するばかり。MIXIとかモバゲーとか、youtubeとかニコニコ動画とか、誰もが知っている企業の成功した秘訣はこれだ、とか書かれても、真新しさがない。

「携帯がこれから動画だ」ということは、BeeTVの発足からいっても、業界にいたら分かっていることだが、同時にそれがインフラ面に比べて、収益化しにくいという部分も常識的にわかることだからなあ。。。

んでもって、結論が「デジタルネイティブ」の時代にはこれからコミュニケーションが重要になってきて、ビジネスとして成功するためにはあらゆる物事に通じている必要がある。そして、その中でも手段として携帯は重要だ、と説く。

・・・唖然。当たり前すぎてびっくり。

こういう本を書くんだったら、既にデジタルネイティブな人が発想して商業化してきたツールであるとか、そういうのを紹介してくれよと。例えば、学校裏サイトの話とか、プロフと呼ばれるコミュニケーションツールの存在であるとか、明らかに今の大人が発想できないことが、現場で起きているとかそういう例を紹介して欲しかったんだけどね・・・。

あまり本を酷評することはないんだけど、これはひどかった。こういうことを言って、コンサルがノンデジタルネイティブの人からお金をもらっているとしたら、ボロイ商売と思う。やれやれでした。

2009年07月28日

明日の広告

土曜日に後輩たちと話したときにもあげた1冊。

明日の広告?変化した消費者とコミュニケーションする方法?という電通で、井上雄彦のスラムダンク一億冊キャンペーンを手がけたことでも有名なクリエイティブディレクターの佐藤さんの書いた本がこれ。

実は前々から凄い本があるということは聞いていたけども、記憶の奥に消えていって、つい最近別途同じようにこの本の評判を聞いて、読んでみようと思って手に入れた次第。

一言で言うと、読んでびっくりした。久々にためになったというか、読んでよかったと思える本に出会えた。これまでこれほど分かりやすく紹介した本はなかったと思う。微妙に業界は違うけども、Cを相手にしている立場として、絶対に読んでおくべき本なのは間違いない。サブタイトルにあるとおり、昨今では、情報ツールが多元化した結果、消費者が変化し、広告のあり方も変わっていくという内容を、分かりやすくラブレターに例えて解説してくれている。

昔は4マスと呼ばれる、テレビ・ラジオ・本・新聞というメディアに待ち伏せすれば、広告を見てくれたけども、今はそうではない。インターネットという分野もあるし、口コミという新たな情報源も出てきている。昔はラブレターを待ち伏せれば渡せたのに、今は渡すのに苦労するだけではなく、渡した消費者が、その広告自体を疑ってかかる時代だという。

ただ筆者はだからといって、今の世の中に蔓延するようなインターネットが世界を変えるというような強いイメージは抱いていない。何だかんだテレビの影響力は衰えていないし、ラジオだってうまく使えば硬貨はある。それはラジオだってそうだし、もちろんインターネットにはインターネットしかできないことがあるし、だからこそ、広告を作る側も媒体別に担当をつけるという形ではなく、その広告が適する効果を破棄するためには、媒体に限らず、逆に相手の分野を侵すような気持ちでやるべきだという。

特段と真新しいことを言っているわけではないが、分かりやすく語る口調に引き込まれる。実際に、スラムダンクのキャンペーンでは新聞という媒体を使って、さらにインターネットを使った仕掛け、廃校を使ったイベントなど手がけたわけで、それは一例としても、媒体にこだわらない「実績」が裏づけしてくれる。

本にも書いてあるんだけど、僕が確かに最近ものを買うとか、どこかに行くとかそういうので情報源にするのは大体インターネットであったり、口コミだったりすることが多い。後輩のMIXIに「グラン・トリノが良かった」とあったので、見に行ったり、兄のサイトの書評を見て本を買ったりすることもあるしね。あとはインターネットの口コミで評判の店に行ったり、旅行に行ったりする。それが今の時代のライフスタイルなのかもしれない。

逆に言うと、今の時代は本当にいいものは口コミなどの評判でより知名度を高めることもあるけども、一方で宣伝費を多く投じたから、売れないものも無理やり売るようにすることは出来ないってこと。韓流とか評判であるように見せてもブームはもう終わっているし、ごり押しじゃ駄目な世の中。

それはある意味、広告を手がける人にと手は脅威なのかもしれない。だって、いいものは売れるんだったら、広告の役割ってなんなんだと。いかに自然に人の心に刷り込むために必要なものはなんだと。ちょっとでも押し付けがましくすると非難されるし、おとなしすぎると心に入り込まない。この絶妙なバランスこそが、広告人にとって重要になるのは間違いない。

良書でした。

2009年08月01日

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

ボクは本は結構読むほうだと自負しているんだけども、なかなか自分の考えが180度変わるような衝撃を受ける本は少ない。しかし、この本は確実に自分の考えを変えてくれたと思う。変えてくれたというと語弊があるかもしれないけど、少なくともこの本を読む前と後で「アメリカ」という大国に対して抱いていた印象が変わった。

本の名前は「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」。いささか過剰なタイトルに見えるかもしれないけど、これが事実であることは書いてあるのはもちろん、それ以外にも日本にいては誰も報じないアメリカの事実がこの本には書かれている。

筆者の町山智浩さんはアメリカ・ベイエリア在住のコラムニストで、映画評論活動などもしているといえばいいのか。特にサイゾーで書いているので知っている人もいると思う。友達に本の話をしたら、「サイゾーで書いてる人でしょ」って蔑まれた言い方をされたけどもとんでもない。まずは本を読んでみることを進めたい。

肝心の内容はというと、アメリカ=アメリカンドリームのイメージで派手な印象がある人が多いかもしれないけども、実態はひどいということ。要するに他民族国家で差別も激しい。貧富の差も激しいし、何よりスキャンダラスな内容が多い。彼はブッシュについては、非常に辛らつな内容で、イラク攻撃に対しても、ブッシュを再選させたのは、アメリカ国民の無知だという。

とにかく、アメリカの場合貧富の差が激しく、まともな教育すら受けられていない国民が多い。だからこそ、メディアコントロールに流されるし、感情的に動く。これを読むと、日本における貧富の差なんて、つきとすっぽんぐらいの違いがある。だって、日本の場合は最低限中学までの義務教育で一定水準の教育は保障されているし、努力次第で身分の差を乗り越えることは可能だ。だが、アメリカの場合、教育が行き届いてないから、その教育の下地すらないから、実質上片田舎の貧民層というところから、アメリカンドリームを使うことは不可能になっている。医療についても、アメリカは国民皆保険制度でないから、(ある程度の)金持ちしか保険に入れないし、保険に入っていたとしても、保険会社は保険を払わないと国から補助金が出る制度のため、保険に入っていたとしても保険金が出なかったり、何より手術すら受けさせてもらえないらしい。そして、保険に入っていない人の末路は言うまでもない。

悲劇的だったのは、ウォルマートの話かな。ウォルマートは激安で売っているのは知っている人が多いと思うけども、ウォルマートが来ると、その安さ攻勢で、その地域の店がつぶれるらしい。そして、つぶれると、当然仕事がなくなるから、その人はどうすれば良いかというと、結局ウォルマートで働くしかなくなる。そして、そのウォルマートの賃金が激安(年間200万程度)とのことだ。生活保護なんてあってないような国だから、生きるためには働くしかないという衝撃的な話。日本でもイオンという大型スーパーマーケットが爆撃のように勢力を拡大し、同じように地域の店がどんどん不況も相まってつぶれている現実もある。日本がアメリカと違うのは、日本では年金制度であるとかそういう制度が(今は)整っていること。これを恵まれたと言わずしてなんというか。僕らの将来は、その年金すらどうなるか分からない世の中で、もしかしたら、アメリカのウォルマートの従業員のように、最低賃金で働かざるを得ない状況になるのかもしれない。繰り返すけど、今の日本は恵まれすぎというのは自覚すべきだと思う。

宗教についても激しいけど、ここで書けることじゃないかな・・・。

面白かったのは、アメリカにおける右翼とか左翼とか言う部分かな。アメリカは当然自由の国であるから、共産主義とか社会主義とかは徹底的に排除されている。だからこそ、日本における左右とはまったく違う。要するアメリカにおける左と右は自由と平等のバランスということになる。だからどっちが転んでもアメリカは転ぶからこそ両者のバランスを上手く立たせることが何より大事だし、逆に日本のように野党と呼ばれる党がほぼ日本に党ではないような売国発言をすることはない。内政に対しては自由と平等のバランスで対立があるかもしれないが、外に対しては愛国アメリカというのは一致している。だからこそ、アメリカ国民は国旗が大好きだ。アメリカ国民は単純にアメリカという国に誇りを持っているし、底に関しては、本当にうらやましく思う。

それにしても、アメリカの場合は、テレビ局とか新聞社が「何党支持」っていうスタンスを打ち出した上で議論するから面白いよね。日本の場合は、すべての局が横並びで、スタンスすら明確にしない(ってか中立を装っているという部分が一番性質が悪い)。別に外国人参政権の問題とか、死刑の問題とか、大きく支持か不支持か、大きく主張を出して議論しあえばいい。国家という概念すら分かってない人が野党第一党の党首として発言しても、テレビも新聞も何も突っ込まない今の状況っておかしいだろ

まぁともかくアメリカの話。こういうコラムがどんどん日本にも入ってきて欲しいと思うんだけどね・・・別にアメリカに限らずヨーロッパとかでもいい。少し過激に感じる現実であっても、もっともっと知りたいと思う。日本の話しかしないと、日本しか分からなくなる。それはもったいないでしょ。

良書でした。頭からガツンと衝撃を味わいたかったらこの本はお勧め。

2009年08月13日

任天堂 “驚き”を生む方程式

タイトルの本を読了。勢いで読みきってしまった。


井上 理
Amazonランキング:1908位
Amazonおすすめ度:

面白かった。ずっと昔から任天堂派だったボクとしては、今の任天堂の勢いが嬉しい。

この本は日経ビジネスの記者である著者が任天堂のストーリーを関係者のインタビューなどを分析した連載をまとめたもの。いろいろ昨今の任天堂についてまとめた本は多数あるけども、やはりさすが日経というか、中身が濃い。

詳細は読んでみることを薦めるけども、一つ確かにいえるのは、WIIにしろDSにしろ、ゲーム人口を広げたところが一番評価されている部分だけども、それは、成功した今だから言えることで、出す前はここまで成功するとは思ってなかったということ。

事実、ソニーにしても、マイクロソフトにしても、ゲームの性能競争に突き進んでいったわけで、WIIやDSという、性能ではなく使いやすさに注力した発想はある意味賭けだったといえるかもしれない。しかし、その賭けに勝った。そして今がある。

ボクの周りでもDSを持っていないに人は皆無に近い。「昔ゲームをよくやっていた」という層が大人になって、久々にゲームに戻ってきたくなって買っている。会社でもドラクエの話は良くする。ボクもニンテンドー64以来でDSとWIIを買った。DSはもちろん1人1台、WIIは一家に1台になっていくんだろう。まさしく戦略にはまった、のである。

そういえば、うちでも結構ゲームソフトが増えてきたなあ(笑)。でも、昔は大人がゲームを買うってちょっと恥ずかしかったけど、今はそうでないよね。世界中の人の意識を変えた、という意味ではまさしく世界唯一なのかもしれない。

2009年11月06日

ジパングついに終了

かわぐち かいじ
講談社
発売日:2001-01

毎週毎週楽しみに読んできた、モーニングの人気漫画「ジパング」がついに最終回を迎えた。

ジパングは、沈黙の艦隊で有名なかわぐちかいじが書いている漫画。かわぐちかいじ漫画は本当にスケールと知識、世界観が凄く、毎回毎回驚くことばかり。今でも、最高の漫画を1つあげろと言われたら、沈黙の艦隊を真っ先にあげるぐらいのかわぐちかいじ好きでもある。

そして、そのかわぐちかいじが連載していた漫画がジパング。艦隊ものではあるが、現代のイージス艦が第二次世界大戦の真っ只中にタイムスリップする話。

当然現代の艦隊であるから、昔と違って性能も別格だ。ミサイルは一撃で相手艦隊を沈める力をもっているし、レーダーは遠くの艦隊の位置すら把握できるぐらい凄い。当然1隻あれば、戦力を大逆転できるだけの力があるのは言うまでもない。

しかし、だからといって日本を勝利に導けばいいという話ではない。自衛隊の理念は当然平和の貢献すること。大日本帝国艦隊として戦うことが必ずしもいいこととは限らない。海軍・陸軍そして政府、見方は誰もいない。現代に住む我々は、この戦争の最後が2つの原子爆弾と無条件降伏によって終わることを知っているが、当時の人は知る余地もない。勝てると思っていたのだから。

物語では、偶然主人公である角松に助けれた草加という人物がキーになって展開された。当時の人間にして未来を知っている男。彼が現代日本と違う方向に日本を導くように動く。それが新しい日本のカタチ「ジパング」だといえる。

あまり物語の本筋を書いてしまうと、読む人が楽しくなくなってしまうので、さわりだけでとどめておくけども、本当に面白い漫画だった。

未来を変えてはいけないという角松の思い、過去から現代に繋がる深いつながりがこの漫画の中にはあった気がする。

たとえ漫画とはいえ侮ることなかれ。是非、読んで欲しい作品。これを読んだら次は沈黙の艦隊でお願いします(笑)


2009年11月13日

東野圭吾「新参者」読了

先日買った本を読了。

東野 圭吾
講談社
発売日:2009-09-18

東野圭吾の新参者。ブックオフで出てくるまで待って、何とか買えた(笑)

一話一話が完結するスタイルになっていて、読みやすいだけではなく、ある1人の殺人事件をめぐって、その一話が繋がって大きな犯人逮捕へ向けた軌道となっているという作品。1つ1つにもなるほどなるほどと思わせる発想があって飽きない。

もちろん、東野圭吾はプロなので、比べるのも失礼だとも思うが、劇団ひとりの「陰日向に咲く」もこういう一話完結ストーリーが繋がりながら、1つの作品になるという物語だった。ボクはこのスタイルは好きだ。

前に買ったパラドックス13がいまいちだったので、ちょっと心配していたところもあったけど、やっぱりボクは東野圭吾は好きだと実感した作品だった。

2009年11月14日

久々にプロレスの本を読む

2日連続のレビュー。

こちらはプロレスの本。会社の先輩から、面白いよ、と言われて読んだ本。本当は新婚旅行前にもらったんだけど、ちょっと読み出したら止まらなくなりそうだったので、読むのをやめた経緯がある。

新婚旅行から帰ってきて、本を借りたことすら忘れていて(アホ)、ふと見つけて読んだというわけ。あ、だからといって1日で読める本じゃないけど、一気に読みきりたい本であることは事実。

金沢 克彦
宝島社
発売日:2009-07-17

サブタイトルに、「猪木と新日本プロレスの10年戦争」と書いてある通り、話の内容は新日本プロレスがメイン。

筆者は、元週刊ゴングの編集長でプロレスラーとも公私にわたって付き合いのある、所謂業界を最前線で歩いてきた人である、そして、そんな人がプロレス10年間を語りつくすというつくりになっている。

内容から言うと、いろいろな本を読んでもプロレスラーの本音であるとか、人間関係とか表に出てくることが少ないので、この本は貴重であった。正直、ボクがプロレスを見出したのは2003年の社会人になってからだから、それ以前のことはほとんど知らない上に、今でもボクはノア=全日系のプロレスが好きというのもあるので、新日について、ここまで語ってくれたのは、別の意味からのプロレスの視点を追加してくれた気がする。

1999年の橋本と小川の一戦や、永田や藤田のPRIDEなどの格闘技マットへの参戦などの話や、親日内部でも、マッチメイカーが長州力であったり猪木であったり変わっていったという。そこに選手の人間関係なども入り乱れてくるわけで、それをまとめた文章力は凄いとしか言いようがない。

よくよく考えれば、昔・・・といっても10年前はドーム大会などを新日本が開催して、満員になっていた時代だ。プロレスラーの挙動などもスポーツ誌やスポーツ新聞の紙面を飾っていた時代だ。だから、こういう内部の話に面白みがある。しかし、格闘技ブームというのが到来して、プロレスの価値がどんどん下がっていってしまった。その理由の1つに、猪木の提唱した新日選手をどんどん格闘技のマットに上げていった部分にあるのは言うまでもない。だって、当時のマッチメイカー長州や坂口社長はその路線に反対だったから。しかし、猪木はそれを押し切って格闘技路線に舵を切った。

その結果、、、永田さんがあっという間に負けたというのは準備不足というのも言うまでもないが、結果としてミルコがプロレスハンターという称号を得たように、格闘技が盛り上がれば盛り上がるほど、プロレスの価値が落ちるという悪循環に陥ってしまった。そんな中で新日はもがきつづけ、今がある。一方で、ノア=全日本はプロレス路線を継続し続けた上に、今は新日<ノアと思っている人も多いんじゃないか。猪木の判断は、決してプロレスラーのためにはならなかったんじゃないか。

しかし、猪木が舵を切らなかったからといっても、自主的に格闘技に飛び出した藤田のような選手もいるわけで(結果として猪木預かりにはなったが)、猪木がいずとも、この路線に誰かプロレスラーが飛び出していくことは必然だったような気もする。

そして、猪木は今は新日本を飛び出して、IGFという団体を設立して、正直わけのわからない大会を開催しているようだ。一方で、新日本も新たにプロレスの魅力を築きあげつつあるようだ。観客も伸びつつあろいうというし、特に三沢さん亡き今プロレスは、一致団結して盛り上げていかなくてはいけない。格闘技と違う魅力ももっともっと見せ付けてもらいたい。

この本を読んで、ボクはプロレスがもっと好きになれた。そして、1度しか見たことがない新日本も一度見に行きたいと思った。筆者からは言葉の端々にプ新日本プロレスへの愛情が感じられる。そこまで愛情を持てた新日本プロレスの今を感じてみたいと思った。

2010年01月13日

悪は赦せるのか?「悪党」読了

重いテーマの本だったが、読了。

薬丸 岳
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2009-07-31

タイトルは「悪党」。

かつて姉を殺された犯罪被害者の遺族である主人公が、ある事件から警察を退職することになり、探偵となっていた。その探偵事務所に、老夫婦から、自分たちの息子を殺して今出所している人物を探し出して、その人を赦せるかどうか判断して欲しい、という依頼を受ける。

言うまでもないことかもしれないが、日本は犯罪被害者に対する保護が充分でない風潮がある。被害者として名前が全国に知れ渡るのに、加害者が未成年だったりすると名前すら出ない。少年法という壁に守られ、大した反省すらすることなく出所する人も多いし、もちろん加害者が未成年でなかったとしても、刑は軽くなる傾向がある。

一方で、犯罪被害者である人たちは、そういった人に復讐することはもちろん許されないだけでなく、十分の補償すら受けられず、人生に対して希望を見出せないという人も多数いる。生き残っている人やその支援者は、人権の名の下に更正の道を訴えるが、亡くなってしまった人はその人権すら存在しない。このギャップが苦しむ理由の一つかもしれない。

例えば、加害者が出所後に真っ当な道を歩んでいたら、赦せるのか?逆に、真っ当な人生を歩んでいること自体に嫉妬する人もいるだろう。自分の身内を殺されたとすれば、逆にその人間がサイテーであり続けて復讐の炎を燃やし続けたほうがある意味健全という形もありえるかもしれない。

この本の中では多くの犯罪被害者と、加害者が出てくる。短編が重なって、最後ラストに続いていく展開は、ボクが好きな展開。途中から面白くなりすぎて、2日かけてあっという間に読みきった感じ。

テーマは重いが、いつ誰がこういう被害者になる可能性もある。平和であってくれれば一番いいが、その中にはどうしようもなくサイテーの人間というのもいるものである。赦すか、赦さないか、ノンストップで一気に読んで欲しい本だと思う。

この作者の別の作品も読んでみたいなぁ、面白かった。

2010年01月28日

最高の顧客サービスと企業文化

ドラクエ6が発売される前に、ある程度読みたい本は読んでおかなきゃということで、結構なハイペースで本を読んでいる。

まぁそんなで2冊の本を読み終わった。1つは星野リゾート。日本がこれから観光大国になるためには絶対に欠かせない、リゾート再生の切り札とも呼べる企業の話。そして、もう1冊がザッポスというアメリカ企業。靴を無料で返品できる、というサービスで人気を博している企業だが、今は靴以外にも広がっているが、その企業文化とは。

星野リゾートは、日本ではボクがもっとも注目している会社の1つ。この本は、その星野リゾートで起こった事件を通して、星野リゾートの企業文化、そしてその顧客第一主義に焦点を当てる。

高級旅館で有名な星野リゾートではあるが、顧客は簡単にはリピートしてくれない。感動体験がリピートで結びつけるためには、星野リゾートは、従業員1人1人に徹底的に考えさせる。そして、その結果生まれたサービスであったりアイデアであったりしたものが形となって、死んでいたホテルが再生し始める。トマムの雲海テラスの話や、新入社員のぶちきれメールの話や、今や星のやの代名詞となっている環境にやさしい旅館の話など、それぞれ個の社員が考えた結果のことだと分かる。

本当の顧客満足度ってこういうことだなぁと思う。ボクも軽井沢高原教会にクリスマスに寄ったこともあるし村民食堂も去年行ったけど、そのサービスの高さに感動を覚えたのも記憶に新しい。

いいなぁ星野リゾート。特に日本政府も観光大国を目指してプロジェクトを組んでいるけど、こういう企業がリーダーシップを発揮していかなければいけない。日本にとって絶対に必要な企業だと思う。転職できたらしたいぐらいだ(笑)。

もう1つはザッポスというアメリカ企業。靴の小売で、「何度でも返品可能」を目玉に急成長。売り上げ高は10億ドル突破で、去年アマゾンが買収したということでも話題になった企業だ。

この企業の特徴は、「全ては顧客のため」という強烈な顧客第一主義。

ヤフーを中心として、ネット企業は大体、ユーザーサポートなどは電話番号を教えてなかったとかしていて不親切であるところもある。それは、いわゆるユーザーサポートが「コスト」として考えられているからで、だからこそコールセンターには、1人の顧客にどのくらい時間をかけたか、そういう部分が評価の指標になってきた。

この指標に真っ向から反論するのが、ザッポスのモデル。ザッポスでは顧客が満足するためであれば、何時間かけても問題ない。むしろ、例えば目的の靴が無かったら、他社のサイトを紹介したりもするとのこと。顧客にとっては、その時の体験が、次にまたザッポスで買いたいと思わせる。WOWと称される顧客の感動のためであれば、何をしてもいい。コールセンターにありがちなマニュアルもない。1人1人が個性を発揮して、尽くすこと、これがザッポスの企業文化。

だからこそ、ザッポスは社員の採用の際にもザッポスの文化に合うか合わないかというところを第一に掲げる。ザッポニアンとして、顧客のために尽くせる人であるか、選考過程でふるいに掛けるそうだ。そして、それが成功して今がある。ザッポスは靴を売る企業ではなくて、感動を与える企業が、「たまたま靴を売っているだけ」だそうな。素晴らしい。

===
日本とアメリカ、リアルに顧客に接する観光業とネット企業と、違う部分はあるかもしれないが、徹底的に社員に考えさせて、顧客満足度を高めるための努力は惜しまない、というところが共通している。

文字で書くと簡単かもしれないが、実践するというのは至難の業だ。特に今の20代?30代は、自分さえ良ければいい、会社への忠誠心は低い、という世代だからなおさら。それだけ会社もそれらの世代に魅力ある会社になる必要があるし、アプローチはいろいろあると思う。

2冊とも面白い本だった。

2010年02月05日

冲方丁「天地明察」読了

読み終えた今でも興奮が止まらない。あまりにも面白い小説に出会えたことに感謝したい。

確か先月初旬だったと思うんだけど、偶然王様のブランチで「天地明察」という本の存在を知った。最近、和田竜をはじめとして、若手の歴史小説家が増えているが、この本もその中に入るのかもしれない。

冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2009-12-01

著者は冲方丁という。「うぶかたとう」と読むんだけど、普通読めないよね・・・。

アマゾンで予約をしていたんだけど、いつまで経っても入荷されないので、しびれを切らして書店で買った。そして、ドラクエと並行しながら一気に読み上げたというわけ。

この本は、「暦」をテーマに扱っている。渋川春海という、江戸時代に日本初の暦を作った人にスポットを当てる。暦を作るといっても、当時は地方によっては、幕府の暦とは違った暦を作っているところもある時代。歴史は武断政治から文治政治へ移り変わる最中で、人の価値観も一気に激変した時代でもある。そういう中の一つとして、「暦を作る」という大事業が持ち上がったと解釈すべきなんだろうか。

渋川春海には、マルチな才能があり、碁打ち・神道家・天文学者等々・・・。それぞれに魅力的な仲間がたくさんいて、のちの大老「酒井忠清」、秀忠の御落胤「保科正之」、水戸光圀ら、その他山崎闇斎・関孝和・吉川惟足など、歴史ファンにはおなじみのキャラクターが彼を支え、そして大事業を成功に導いてくれる。

特に、序盤の「解答さん」関孝和との会ったこともない同じ年の2人の関係がもどかしくもまた、美しい。

小説は、渋川春海の生涯を元に組み立てているから、おそらくwikipediaなどで調べてしまうと、面白さが半減する。小説を読みながら、彼のエネルギッシュな生涯を追体験したほうが、絶対に感動する。

いい小説に出会った。この作者の次回作にも期待したい。

2010年03月17日

信長と信忠

久々に歴史小説に手を出してみて読んでみた。

「信長と信忠」という信長を父としての視点から書いた新しい作品。

鈴木 輝一郎
毎日新聞社
発売日:2009-11-20

歴史小説は結構読んできたけど、やっぱり信長にかかわるものが一番面白い。ボクは信長に関しては「井沢史観」が一番あっていると思うんだけど、いろいろな考え方があってそれを吟味するのも面白かったりする。歴史小説って結局、世に知られたエピソードから、日常の人間関係か何かを考察して組み立てて行くんだけど、今回の作品は「父」として信長がどう息子たちに接したかを説く。

特に考察のところで面白かったのは、「有能すぎる息子は父にとって敵になり得る」という思考。確かに信玄は父を追放したし、もしかしたら信康の切腹はそれに関連したのかもしれない。

だからこそ、信忠という「信長の息子」という目立っていい武将のはずが、歴史からはあまりスポットライトが当たっていないのは、信忠自身があえて野心を出さずに振舞っていたことも考えられる。そういう視点からこの小説はかかれててそれ面白い。ただ、当然歴史自称の断片を組み合わせていくだけなので、物語としては薄い、そこが残念。

ボク自身は信忠という武将の評価はそこまで高くない。というのも本能寺の変の時に、父が襲われたと知ったのにも関わらず、安土に戻るという選択を取らなかった、という人生最大の失策を犯しているからだ。妙覚寺に立てこもった信忠はあっけなく首を取られ、結果として信長父子がこの光秀の反乱によって討ち取られてしまった、

信長であれば、真っ先に逃げ出したはずだ。それは総大将が生きていれば軍は立て直せると言うことを彼が知っているからだ。信長がなくなっても、信忠を中心として織田軍を立て直せば、光秀を討ち取ることは可能だったと思う。少なくとも安土に篭城すれば、援軍までは持ちこたえただろう。

だからこそ、この選択こそが最大の失敗だった。だから評価は高くない、というわけ。

ただ、本を読んで思ったのは、例えば信長は信忠が愚将だったらもっと早くに切られていた可能性もあると思う。だとすれば、後継者として少なくとも本能寺の変の前までは総大将であった信忠の将の器と言うのもやはりそれなりにあったというのが妥当な評価なのかもしれない。、

うーん、なかなか面白い小説だった。

2010年03月31日

「カッコウの卵は誰のもの」読了

あまりに面白すぎて一気に読んでしまった。

東野 圭吾
光文社
発売日:2010-01-20

最近いろいろ読みたい本に読書量が追いついてなくてもどかしい。この本は日曜日に買ったんだけど、読み始めて1日で読みきった。たぶん3時間ぐらい一気に読める本。

タイトルは「カッコウの卵は誰のもの」、カッコウは自分の卵を他の鳥に育てさせることでも有名だが、タイトルもそれにちなんでいる。

親子2代のトップスキーヤーの父娘がいて、自分でも父は娘のことを実の娘だと当然思っていたわけだけど、2歳の頃になくなった母親が流産していたことを知り、では自分の娘は誰の娘だと葛藤する。一方で「蛙の子は蛙」というのか、とある遺伝子の研究をしている機関が、親子のDNAを調べて才能のパターンを解明させて欲しいという。当然父としては娘のDNA鑑定がなされれば、実の娘でないことが分かるわけで・・・。そしてその娘の脅迫文が届く。

最初の50ページぐらいで一気に物語の中に吸い込まれるとても読みやすい小説。

犯人が誰かっていうのもあるけども、親子の絆ってものに果たして血のつながりは必要なのか、とかそういう思いも大切にしている作品。自分がその状況になってみないと分からないからなんとも言えないけど、考えさせてくれる作品。

新参者も面白かったけど、あれはちょっとずつ物語を進めていって最後に一気に繋がると言うアプローチの作品だけども、こちらは最初からストレートに作品のテーマが見えているだけ、すっきりして分かりやすいかもしれない。

この作品もドラマ化されそうだなぁ(笑)。良作です。

2010年04月20日

奇跡のリンゴ

1ヶ月ほど前に買った本だったけど、ようやく読み終えた。

石川 拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
幻冬舎
発売日:2008-07

奇跡のリンゴというNHKのプロフェッショナルでも放送されて話題になった、青森県の農家の木村さんの無農薬リンゴの話だ。

本を読んで分かったのが、リンゴというのがどれだけ昔から生産されていて、さらに今のリンゴというのがいかに品種改良で生まれてきたかと言うこと。

昔のリンゴは今よりもっと小さくて、色も赤くない。今のリンゴは現代人にあわせて改良されてきたもので、その大きさと味ゆえに、農薬なしでは育たないものになってしまっているそうな。だから農薬がないと、木自体に生きる力がないから枯れてしまう。

そんな状況の中で、この木村さんは無農薬でのリンゴの栽培に成功した、その成功談と言えば話は早いかもしれないが、農業というのはひどいもので1年に1度しか実がならない。だから自分の試した方法が間違っていたら、次のチャンスは1年待たなくてはいけないと言う、時間がかかる作業になってしまう。凄いと思うのは、それを成功することのみならず、通常であればその成功例をマネすれば他の人でも出来そうであるが、無農薬のリンゴはこの木村さんのリンゴ林でしか今も取れないということ。現代のテクノロジーを駆使しても、すぐに成功の秘訣が分からないと言うのが凄い。

長い間、生活も困窮する中で意地で成し遂げた無農薬リンゴ栽培。為せば成るというか、真実の感動ストーリーだった。

本を読んで、そういえば去年のゴールデンウィークに、青森県の岩木山に登ったのを思い出した。そして、確かに岩木山のふもとにリンゴ林がたくさんあったのも思い出した。この中に、木村さんの畑もあったのかぁと。

著者によると、本当にこの無農薬の木村さんのリンゴは美味しいらしい。都内じゃ簡単に手に入らないらしいけども、どこかのタイミングで食べてみたいと思う。いつか、食べられる日を楽しみに待ちたい。

2010年05月19日

「告白」文庫版読了

湊 かなえ
双葉社
発売日:2010-04-08

去年の本屋大賞にも輝いて、6月に映画化される湊かなえの「告白」の文庫版をブックオフで見つけ、読了。

一言、面白かった。文庫になっているし、読む価値大。

タイトルの「告白」のとおり、6章に分けられた短編が1人称の告白形式にて語られる。最初に、主人公でもある松たか子が終業式の日に教室で、「亡くなった自分の娘は事故で亡くなったのではなく、このクラスの生徒に殺されたのです」という衝撃の告白をすることから物語が始まる。

そして、次の章からクラスメイト、殺人者の母、殺人者、そして本人という形で告白者が変わっていって物語が完結すると言うスタイル。

ボクはこういう小説のスタイルは好きで、今ドラマでもやっている新参者がそれに結構近い形だと思う。物語中に複線がどんどん張られていて、どんどん回収していく。告白スタイルをとっているから、同じ出来事でもその人のパーソナリティによって、プラスに取ることもあればマイナスに取ることもある。そういう人情的な部分の描写がステキ。そして、最後の結末も衝撃的で、まぁでも結末はこれしかないかっていうところも納得できて終了。一気に読んで、一気に楽しめる名作。

逆にこれが映画化できるのかって思うんだけど、映画も期待したいのでおそらく見に行くぞ。

本を読む量は多いと思うんだけど、メジャーな作品しか読まない(読めない)のが自分の悪い部分かもしれないなあ・・・。小説も面白いので、もっともっと読んで生きたいと思うけど・・・うーん。

2010年06月11日

「オーディンの鴉」読了なり 

福田 和代
朝日新聞出版
発売日:2010-04-07

あまり現代小説の類を読むことは多くないんだけど、面白そうなので読んでみた、

帯が「監視される恐怖、。もう逃げられない」とある。この情報社会、ネット上で個人情報などがあふれている。ある国会議員が不可解な遺書を残して自殺。自殺後にネットを調べるとその国会議員に関する個人情報を含む動画やコメントなどが大量にインターネット上に流れている。そしてその捜査官もその情報の餌食になるという話。

ネット上で平気で実名をさらしている人もいれば、完全に匿名でブログなどを書いていたりもする。一度ネットにあふれた情報は回収不能と思ったほうがいい。だから、自分は最低限危ない情報などはあえて出さないようにしてるんだけど、もし自分がネットで買った購入履歴であるとか、監視カメラの映像などを自由に手に入れられる人がいたらどうなるのか?意図的に情報を流すことで、その人の人格を一方的な方向にもっていくことも可能になってしまう。

それはそれで怖いことだ。

この小説は「オーディンの鴉」を名乗るなぞの組織が、主人公に対して意図的に攻撃をしかけてくる。著者もネットの情報などにも詳しく、はは?ん、なるほどなあと思わせてくれた。結構面白かった。

なかなかでした。

まだ読んでない本がたくさんある・・・・読書ももっとしないと・・・。

2011年02月14日

読了「謎解きはディナーのあとで」

あっさり読み終わった本。おそらく2時間ぐらいあれば読めるんじゃないか。

東川 篤哉
小学館
発売日:2010-09-02

本の表紙がユニークで、表紙だけでも惹かれる人がいるかもしれない。中身のほうもサクっと読めるんだけど、中身が薄いというかテンポがいいというイメージ。

要するに謎解き小説なんだけど、大金持ちの令嬢である主人公の女刑事が解けないなぞを執事が解いていくという物語。そこにユニークな上司などが登場してそこが面白い由来なのかもしれない。執事の「こんな謎が解けないとはアホでございますか」などの言い回しが軽快かつ爽快。

肝心の謎のほうも「なるほど」と読めるストーリーばかりで短編になっているので、読みやすい。

なんとなくドラマ化に向いているような作品な気がする。23時代のドラマだったら相当イケる(笑)。そんな作品でした。

2011年04月19日

「進撃の巨人」面白すぎる

日曜日にIちゃんに「借りてきて」とお願いして、TSUTAYAで借りて来てもらった漫画。

講談社
発売日:2010-12-01

4巻で400万部突破と書いてあったので、とんでもない売り上げだなと思って読んでみたいと思っていた。

漫画の世界では単巻あたり50万部突破すれば凄い、100万部突破すれば超人気作品というのが基準というのを聞いたことがある。近年で100万部突破している作品だと、ONE PIECE、NARUTO、鋼の錬金術師ぐらいが当てはまる。バガボンドなんて単巻あたりが150万部を超えるぐらいだから、まさしくお化け作品なわけ。

そんなで借りてきて早速読んだわけだけど、マジで面白いです。

Twitterでも同じ呟きをしたら、後輩達から「持ってます」「読んでます」などの反応があったので、やっぱり人気作品なんだなぁと実感。絵が多少残念なところはあるんだけど、中身が面白いのでカバーできている感じ。

内容はというと、巨人に支配された人間たちが、ドラクエで言う「メルキド」のような要塞都市を作って暮らしているという話。巨人は基本的に知性がなく(その
詳細もまだ明かされてないが)、好物が人間だという。

その要塞都市が巨人にとって侵略されそうになっているわけで、人類vs巨人という構図が面白い。人類ガンバレー、って応援してしまうところも面白さのポイントかも。

漫画としては4巻まで出ていて、今発売されている別冊マガジン5月号で4巻からの続きが直接読めるらしい。まだ3巻までしか読んでないので、4巻と別冊マガジンを早速読まなきゃな。

楽しみな漫画がまだ増えた。ちなみに、ボクの今の一押しの作品はモーニングの「僕はビートルズ」こちらも是非興味あれば読んでみてください。

2011年09月19日

「下町ロケット」面白い

王様のブランチでも取り上げていたという記憶もあり、どこかで読んでみたかった作品。ブックオフで中古を探して(笑)、読むことが出来た。

池井戸 潤
小学館
発売日:2010-11-24

「池井戸潤」の作品を読んだのは初めて。読み始めてから一気に最後まで読んでしまったぐらい面白い作品だった。もちろん勢いで読んだだけではなく、涙あり感動ありの良作。

佃製作所という、元ロケット研究員の主人公が2代目として後を継いだ会社が舞台となっている。

大企業の論理や特許の壁、中小企業の意地など、タイトルに何故「下町」とついているかがだんだんと明らかになってくる。どんでん返しというのはないけども、次々に現れる敵に対して、対抗措置を取るのだが、そこで主人公の葛藤や夢などを盛り込んでいるところが素晴らしい。

ブランドを育てることは大変だと思う。ましてやそれが大企業ではなく中小企業であれば尚更。しかし、日本の技術力の源がそういった中小企業の活力にあるというのが意外と忘れさられているような気がする。

現代に置き換えてみれば、円高で今本当に苦しんでいるのはそういった中小企業だったりする。大企業は工場を海外に展開しているので、そこまでの影響はない。どちらかというと価格競争力にさらされるのは国内にしか拠点をもたない中小企業だったりする。

農家の個別補償のような、非効率な兼業農家を延命させる無駄策をとる暇があるなら、こいういう中小企業を国が救うべきだと思うんだけど、いかがだろうか。

「下町ロケット」にはそういった守るべき企業の姿を示してくれた気がする。是非是非、涙なしに読めない作品だからこそ、多くの人に読んで欲しいと思う。

個人的には、経理部部長がイチオシ!

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